後継者

親の跡継ぎというハンデが強みに変わる考え方

親が事業を営んでいる。
その長男に生まれたから、長女に生まれたから、
やりたくもない事業をつがなければならない。

そんな状況に納得のいかない人もいると思います。
そんな時、どう考えればいいのでしょうか?

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生まれついての宿命を呪う。
大げさに聞こえるかもしれませんが、そんな言葉が頭の中を駆け巡った時もあります。
そして、私はいつも「もう親の会社なんて辞めてやる!」と思っていたものです。
しかしそれはそれでなかなかに難しい。
一旦親の会社に入った以上、その会社を辞めるというのは家族関係にまで影響する可能性もある。
世間体もあるし、親への申し訳ない気持ちもある。
そうやって動けなくなった時、自分が普通のサラリーマン家庭に生まれたなら・・・と夢想するわけです。

しかし、仮にそうだったとして、そこにはバラ色の生活があるのでしょうか?
どうしてもヤリタイことがあった?
そうだとしたら、そちらへ進んでいた可能性は高い。
特にやりたいことがないから、流されて親の会社を継ぐことにした、というのは私だけではないと思います。

 

ところで、たまたまWEBニュースでこんな記事を見かけました。

彼女は生まれつきの自分の姿によって、他の方と違った人生経験をされていると思います。

 

私はこの記事を読んで、目頭が熱くなりました。
そして彼女を応援したくなったのは、私だけではないと思います。

彼女のケースだけではなく、たとえばパラリンピックで活躍する人たちに涙したり、心動かされる人も多いでしょう。
生まれつきかもしれないし、そうでないかもしれませんが、現実と向き合ってそれを力に変える人たちはたくさんいます。
それもまた、彼らにとっては宿命なのかもしれません。

 

私たちのように、家業を持つ親の元に生まれたのもまた宿命。
幸か不幸か、記事のような身体的な特徴は避けえないかもしれませんが、私たちは現実度が低いとはいえ継がない選択もあったわけです。
それが縁あって、親の会社に入り、親の会社を継ぐ、という話になっているとしたら、そういった立場と向き合わないでスッキリした人生を送ることができるようには思えません。
私たちに必要なのは、現状を嘆いたり、不安におびえることではないはずです。
今あるもの、今使えるものを最大限に活用して、未来に歴史を刻むことではないでしょうか。

一般の人と違う悩みを持っていることは重々承知しています。
それを励ましあい、刺激しあう仲間を作りたい。
そういう思いで後継者倶楽部を作りました。

自分達の宿命を最大限、利用してやりましょう。

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