親の会社を継ぐ後継者は、何かと経営の知識不足を不安視される方が多い。
実際のところ、やり方がわからなければ、どうしようもない、と思われるかもしれません。
しかし、実は、やり方は後からでもいくらでも学べます。
それよりも大事なものは………
私の著書です。
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親を継ぐ跡継ぎ、後継者の方って、経営のスキルやノウハウを集めたがります。
私自身、色んな戦略論やら、マネジメント手法を必死で勉強しました。
けどそれって、まあ役に立たないわけでもありませんが、決め手にはなりませんでした。
ところで、近年、ある仕事の関係で、ベンチャー系の若手社長と知り合う機会がけっこうありました。
ベンチャー企業って、今は元気だけど、数年したら連絡取れなくなる人が圧倒的多数という世界。
そんな中で生き残っている人ってどんな人かというと、エネルギーの高い人なんです。
ビジネスモデルの良し悪しとかももちろんあると思います。
けど、強い動機を持っていて、強いエネルギーを発している社長の会社は、
どんなにひどい状態になっても、なんとか頑張って会社を続けるものです。
はい。
根性論です。
実は多くの場合、後継者に圧倒的に足りないのが、この「動機」と「エネルギー」なんです。
それもそのはず、やりたいというわけでもない仕事を、親の事業だからという事でなんとなく継ぐって人が圧倒的多数。
その中で、不屈のエネルギーを発揮せよ、というのはそうそうできるものではありません。
やっぱり大事なのは、やりたいという感情なんですね。
じゃあ、なんとなく親の会社を継いじゃった私たちがどうすればそんな思いを持つことができるのでしょうか?
まずは、「自分が今一番大事な事」について考えてみることです。
家族の事?余暇の事?あるいは仕事のどこかの部分?
もしかしたら、親や世間に認められることかもしれませんね。
そして、そこで出てきた「大事な事」について、それは本当だろうか?それはなぜ?と掘り下げていきます。
何度も質問を繰り返していくうちに、だんだんと本質で黄な自分の「欲望」にたどり着きます。
その欲望と合致した生き方が、後継者であるあなたのエネルギー源となります。
この場合、もしかしたら親の会社を飛び出すかもしれませんし、
そうでないかもしれません。
けど、悶々としながらどちらにも動けないのは、やっぱりエネルギーが足りないからです。
ぜひとも、自分の中で燃えるエネルギーを見出してください。
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