後継者が苦手な分野を克服しようとするのはムダ!?

どうやってもこれはできない。
人には得手、不得手というものがあります。
苦手分野の克服が確かに大事なこともあるでしょう。
しかし、そこにこだわって無理に時間を浪費するより、
得意分野を活用してできることを探すというのも一つのアイデアです。

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たとえば、大人数の意見を集約するのが苦手な人がいます。
リーダーだから、それをやらなければならない。
なのに、うまくいかない。
やればやるほど、議論は紛糾。
話題は、あっちへ飛び、こっちへ飛び。
結局、ずいぶんと遠回りをしてします。
とはいえ、自分の立場上これではいけない。
会議のファシリテーションスキルを学んだり、
人の意見をまとめる能力を磨いてみたりする。

また、人前で話すのがとんでもなく苦手な人もいます。
社内の人間の前でさえうまく話せない。
さすがに、社内スタッフ相手にさほど緊張しなくはなったけど、
自分で話していて、そもそも何を言ってるのかがわからなくなってくる。
そんな人もいるでしょう。

だけど、先代はそれをうまくやっているように見える。
自分は、あんなふうにならなきゃいけないのに、足元にも及ばない。
そう考えている人は多い。

 

もちろん、苦手を克服するというのは時として必要です。
つねに、「苦手だから」と逃げ続けるわけにもいかないことは少なからずある。
特に若いうちは、困難にぶつかったほうが良い時が多いとは思います。
私自身、人前で話をするのは、死ぬほど苦手。
赤面と緊張で、身体はガチガチ。

初めて、同業者の中で講演を頼まれた時はこんな感じでした。
用意してきた原稿は、1時間分なのに、終わってみたらまだ30分しかたっていない。
早口で、かなりの部分を端折った(というか話すのを忘れた)ので、背筋を冷たい汗が流れます。
沈黙の中、あと30分もどうすりゃいいの・・・。
その時は、15分くらいを質疑応答、その後、早めに終了という形で何とか事なきを得ました。
しかし、まあ、悪夢ですね。
一定の講師料もいただいていたので、自己嫌悪です。

次の機会からは、だいたい話すべき時間の倍の原稿を準備するようにしました。
それはそれで問題で、時間が足りなくなってしまうのですが・・・。
そんな試行錯誤を繰り返すうちに、いまでは、ほどほど時間通りに終われるようになりました。
いろいろとご経験の機会もいただき、小さな会場では数名の方を対象としたセミナー、
100名前後の会場を対象とした講演、
1000名単位の会場でお話をさせていただくという貴重な体験をさせていただいたこともあります。
最近では、人前で話すのは、意外と楽しいかも、なんて思い始めています。

 

もちろん、そんな風に苦手を克服できることもあるので、はじめから諦めるのはいかがかとは思います。
しかしまあ、どうしても出来ん!というものはあるものです。
私は細かい数字をいじるとか、ち密な内容の組み立てとかは苦手です。
はっきり言って、勘弁してほしい。

そんな中悪戦苦闘してるときに、ふと思ったのです。
「これをやらずに済ませる方法はないのか?」と。
実はないわけではありません。
自分の得意分野に特化して、別の数字をいじるのが得意なスタッフと組むというのは手っ取り早い方法の1つですね。
他にも、客層を変える、扱う商品を変える、提案の仕方を変えるなど、いくつもの代案が思い浮かびます。
とかく、世の中ではオールラウンドプレーヤーが重宝されます。
しかし、できる人とできない人がいる。
だとするなら、できないことをやろうと努力する時間を、無駄だととらえることもできます。

だってそうじゃないですか。

ここで、不都合な真実をお伝えします。
たとえば、このブログの文章。
どれくらいの時間をかけて書いていると思いますか?
実は、コンセプトだけ固まっていれば、だいたい1000文字程度なら15分~20分程度。
2000文字で30分程度です。
今回は、だいたい2000字コースです。

これが、苦手な人は、1000字書くのに1時間も、2時間もかかるそうです。
私としては、30分もあれば誰にでも普通に書けるものだと思っていたのですが、
できない人にとっては2時間かけてもできないのです。
2時間かけていたのを、訓練で1時間に短縮できるようになるかもしれませんが、
15分で書けというのはさすがに難しいでしょう。

 

それが、得意な人と苦手な人との違いです。
苦手な事を強いるより、それを何の苦も無くやれる人のほうがやっぱり強い。
だとすると、その人の能力を生かした経営を考えるほうが、効率はよさそうですね。
もちろん、後継者は、難しいことにチャレンジすることから逃げてはいけません。
しかし、一方で、とびぬけた才能を持った人たちをうまく伸ばすことのほうがおそらく会社全体の効率を見れば重要です。

自分が神のようになって「俺についてこい!」というのは先代のスタイルかもしれません。
しかし、各員の才能を見出し活用するのが、後継者には適したスタイルだと感じることが多い。
神になる必要はありません。
複数の神を育てればいいのです。

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