後継者が採用した社員。ちょっとおかしいぞ?と思ったら…

社員を雇うのは難しいことです。
短時間の面接や、過去を敷き詰めた履歴書も、どれだけ眺めたところでその人の本質を見抜くことは難しい。
ある調査によると、ベテラン面接官も、ただの一般社員も、採用面接に際して将来活躍する人を見抜けてはいなかった、という結果が出ているそうです。

そんな中、採用した社員がなかなか使い物にならない、という事は一定程度の確率で起こってしまうものです。
私の経験したケースでは、仲のいいお客様には異様にコンタクトをとるのに、そうでないお客様には必要最低限の連絡さえしない営業マン。
もう一つは、パンフレットに社判を押して所定の位置に整理するだけの仕事ができない女子社員。
何度言ってもわからなかったので随分苦労した覚えがあります。

こういった社員にどう対処すればいいのでしょうか?

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結果からお話すると、冒頭の事例のうち、
お客様とのコミュニケーションが雑だった営業マンは、会社を辞めてもらいました。
パンフレット整理のできない女子社員は、彼女に合わせた仕事を社内でアレンジしました。
おかげで一時、とても活躍してくれました。

まずはお客様とのコミュニケーションが雑な営業マン。
彼は、伝えるべきことを特定のお客様には伝えられないのです。
というか、電話さえしない。
何度言っても、仕事は放置され、そのまま置いておくと大問題になりそうな事案もいくつかありました。
そこで、彼の業務範囲をいろいろ調整したりもしましたが、とにかくいうことを聞かない。
その場では、素直に「ハイ」と聞いているのですが、やることはまったく違った行動に。

私とのコミュニケーションもちゃんと取れない状況にあったうえ、重要な顧客への連絡を怠っていたこともあり、きつく指導しました。
しかしその後も一向に改善が見られないので、彼には辞めてもらいました。

もう一人の女子社員の事例は、パンフレットに社判を押し、所定の場所に片づけるという簡単なことができない。
他の業務についても、先輩社員が説明したということを「聞いていない」とさらっとスルー。

本人はともかく、教育係の先輩社員が疲弊していきました。
そこでこの女子社員は、ちょっと一般の人と感性が違うに違いない、という事でいろんな試行錯誤をしてみました。
普通の仕事の役割の中に彼女をはめ込もうとするのではなく、彼女ができることを中心に彼女の役割をアレンジしよう、と。
他人とテンポを合わせる共同作業は苦手。
同時にいくつかのことを考えなければならない仕事も苦手。
しかし、ひとつのことに集中し、自分のペースでできる仕事なら、強い集中力をもって対応可能。

ということで、一人でこもってやれる仕事を彼女に任せました。
するとすごい精度で仕事をこなしていきます。

 

この時に、会社のシステムに人を合わせるよりも、
人の特性を生かして会社を変えていくことが大事だな、
と感じました。

もちろん、中小企業は少ないリソースの中でやりくりしなければなりません。
そういったときに、こういったすこし一般の方と違う特性を持った人を活かすというのはけっこう難しい。
とはいえ、こういう「あれ?」と思う経験は私たちにとってきっかけになるものです。
営業マンを活かせなかった反省が、女子社員を活かすためにどうするか?という思考に影響を及ぼしています。
ちなみに、今から考えると、彼らはいわゆる発達障害の特徴があったようにも思えます。
当時はそんな言葉知りませんでしたが、私が試行錯誤で学んだことが今ではいろんな形で情報として出回っています。

例えばこの本なんかは、比較的読みやすくおススメです。

おかしいな、と思ったとき、
少し広い視野で情報を検索すると、知らなかった知識と出会うことができるのかもしれません。
それこそがチャンスですね。

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