心理カウンセラー(?)田村の「弱みの克服法??」

格闘家やプロボクサーの方って、怪談やジェットコースターが苦手。
そんな話を耳にすること、結構ありませんか?
私の知る範囲では、かなりの確率でそういった事を耳にします。

当初、物理的に強い人ほど、自分の力が及ばないものに対する恐怖心は強くなるのかな、と考えていました。
しかし、どうやら、そういうわけではないのでは?と思い始めています。

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こんにちは。
中小企業二代目サポーター田村薫です。

 

ちょっと、今日は心理カウンセラーのまねごとをしてみたいと思います(笑)
科学的な考証があるかどうかは知りません。
私の経験と勘と観察によるものなので、信じすぎない範囲でお楽しみください。

—————–

人は、自分の弱い部分を隠そうとする習性があるようです。
結果として、弱い部分に強みを上塗りするのです。

格闘家やプロボクサーといった力自慢、腕自慢の人ほど、怪談やジェットコースターが苦手な印象があります。
そして、生い立ちを耳にすると、
「小さいころは、いじめられっ子だった。」
「小さいころは、貧しかった。」
といった何かしらのコンプレックスを持っていた話が必ずと言っていいほど含まれています。
彼らの多くは「見返してやりたかった」という強い思いで、苦しいトレーニングに耐え、一定の地位まで上り詰めています。

 

弱さを覆い隠すために、強い肉体を得たのかもしれないな。
そんな風にインタビューを聞きながら考えていました。

大なり小なり、人はコンプレックスを隠そうとする習性があります。
もしかしたら、弱みを見せると生存競争の中で生き残れない、野生動物時代の本能がそうさせるのかもしれません。

 

ここまで顕著なケースでなくとも、私たちの中でも弱みを見せないようにする事例は沢山あります。
私の場合で言えば、几帳面であり、誰かの問いには常に即答できる広範の知識を持ち、緻密な思考ができなければ、人から認められない、という恐れに常にさいなまれていたように思います。
常に人の期待に応えることができなければ、誰にも相手にされない、という心の弱みを持っていました。

そういった恐れが子供のころからありましたから、常に頼りがいのある人間になるべく努力していました。
努力というより、無意識にそうしていた、と言えるかもしれません。
結果、それなりにしっかりしてるっぽい見てくれはできたように思います。

 

言ってみれば、強がりのようなものです。
本来出来ない事をできるかのように振る舞うわけですから。
そうはいっても、コンプレックスは、人を育てます。
そういう意味では、決して悪いものではありません。
しかし、そこで身に着けたものはあくまで表層的なものですから、どこかで限界を感じるようになってきます。

いやいや、そんな事はないだろ。
格闘家やプロボクサーは、弱さを乗り越えて強くなったんだろ?
とおっしゃる方はいらっしゃるかもしれません。
確かにそうですね。
ただ、彼らが弱かったのは肉体の問題ではなかったと思います。
心の部分だったんだと思います。
身の回りに起こる事に対する心の警告信号が、人より敏感だったのです。

イジメの経験から抜け出した人は、体を鍛える人もいれば、勉強を頑張る人もいる。
いい人を演じる人もいれば、不感症を決め込む人もいます。
戦略は人それぞれ、という事です。

 

多くの場合、20歳代を超えて感じている「自分はこういう人間だ」という印象は、実は必ずしも正しくないことがあります。
人間嫌いと言っている人が、人一倍、人を好きというのはよくある話です。
それは、人を好きだからこそ傷つきやすく、傷つくことを避けるために人間嫌いを演じるのです。

 

自分の、自分に対する評価が合っていようと、間違っていようと、日ごろの生活が満たされていれば別に追及する必要もないのでしょう。
しかしこういった、心の奥底にあるものと行動のギャップは、日ごろあまり意識することはありませんが、大きな決断をしなければならなくなったり、強いストレスを受けたときに表面化します。
なにかがおかしい、自分の判断が正しいかどうかわからない、そもそも自分が何をしたいかもわからない、という迷宮に入るわけです。

 

で、どうするかですが、まずは自分が隠してしまおうとした弱みを突き止める必要があります。

そして、その弱みを隠さず外に出す(表現する)、という作業が必要になります。
なぜなら、ここまで”弱み”と表現してきましたが、それは事実としての”弱み”ではなく、自分が”弱み”と思い込んでいるものだからです。

この弱みを突き止めるのは、なかなか大変な作業です。
なにしろ、他人はもとより、自分さえも騙してその弱みの存在を巧妙に隠しています。
私はプロのコーチの手を借りて、2年がかりで洗い出しました。
それを自分一人で突き止めようとする場合は、自分が他人から評価されている部分の裏側にそれは潜んでいる事が多いようです。
手がかりとして参考にしてみてください。

さて、そこまでして隠し通してきた”弱み”(と思い込んでいるもの)をなぜ、外に出す必要があるのでしょうか。

以前、こんな表現をしたことがあります。
たとえば、私が人前でスピーチをしているとします。
お腹の調子が悪い私は、緊張から少し力が入り漏らしたとしましょう。う○ちを(笑)

私にとっては隠したい事実です。
それを何とか隠そうとすると、こんなことが起こるのではないでしょうか。
その場では、誰も何も言わないかもしれませんが、私がその場を後にした時、そこに同席した人は口々に言うでしょう。
「アイツ、臭かったよね?」「いい大人が漏らした?」と。
その話は、長年語り継がれ、あんな変な奴の話は信用できない、となる可能性も高そうです。

隠し通そうという私も、そのことにエネルギーを使うあまり、自分の良い部分を発揮しにくくなります。

一方、
「あ、やっちゃった。えへへ。」
とカミングアウトしたとすれば、どうでしょう?
もちろん、嫌悪感をあらわにする人もいるでしょうが、一人や二人はサポートしてくれる人が出てくるでしょう。
身体を気遣ってくれたり、トイレまでついてきてくれるかもしれません。
弱みを見せたほうが、サポートしたくなるものではないでしょうか。
その時に残る人間関係こそが、自分にとって大事な人間関係なのだと思います。
なにしろ、恥ずかしい部分も含めて認めてくださる人なのですから。

そもそも人は、完璧なものよりも、どこか不安定なものに心惹かれるもののようでもありますしね。

 

そんな事をカミングアウトするには、勇気が必要です。
そこまでして弱みを表現しなくても・・・と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、もしいま満たされない何かを感じているとしたら、そのことであなた自身が楽になるのは間違いないです。
当然、離れる人もいるかもしれないし、そうでない人もいるかもしれません。
自分で”弱み”と思っている事は、往々にして人間的魅力として輝くことが多いように思います。
なにより、弱みを隠すために得意でもない事で頑張るエネルギーを、強みに集中できるのですからあなたのパフォーマンスは最大化できると思いませんか?

 

さて、ここでよーく考えてみてください。
会社を引き継ぐ後継者であるあなたは、会社で強い部分も、弱い部分も含めて、本当の自分を表現できているでしょうか?
まじめ腐って仕事にまい進してる?
それが望みならそれでいいと思います。
けど、それで得体のしれないモヤモヤを感じているとしたら、やりたい放題やってみたらいかがでしょうか。

多くの経営者を見ていると、こんなことを感じることがあります。
少し抜けてる経営者のほうが、社員が育ちます。
なにしろ、社長が色々取りこぼしていくのを見てられず、社員が拾い集める流れができやすいようです。

自分が完璧であろうとするより、苦手な部分は
「俺、こういうの苦手だから。」
と任せてしまうのがいいのかもしれませんね。

 

あ、そうそう、完璧であるべき、と考えてる社長はやはりその裏に弱みを隠している可能性があります。
あなたの前を走る先代もまた、何かしらの弱みを隠しながらここまでやってきているのでしょう。
生い立ちを聞いてみることで、そのメカニズムが明らかになるのではないかと思います。
そうしたとき、一人の人として、先代を愛し尊敬できるようになるのかもしれません。




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