後継者

後継者が行うべき「言語化」の方法

経営者・後継者が自分の思いを言葉で語るというのはとても大事だといわれます。
言葉にしなければ、伝わりませんからね。
なんだか、テレパシーで伝わると思うのか、言葉にしないことまで伝わっていてほしいと考える人も結構多いので、注意が必要です。

そこで困ってしまうのが、言語化の難しさです。
これを日頃からやっている人にとっては簡単なことも、やってない人にとっては難しい。

これをちゃんとやろうと思ったら、どうすれば良いのでしょうか?

文芸評論家の三宅香帆さんが面白い事を言っていますので取り上げてみたいと思います。


私の著書です。

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親の会社を継ぐ技術

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最近は、「ヤバイ」とかいうわかったようなわからないような言葉しか出てこない人もいるようです。
そんな中で、伝わる言葉を紡ぐコツを三宅香帆さんは著書でこう語っています。

言語化とは細分化である、と。

さて、私たち後継者は経営者あるいは、経営者候補です。
そんな私たちが語るべきことは、会社の目指すべき場所。
そこで
・お客様のためになる・・・とか
・お客様ファーストで・・・とか
何だかわかったようなわからないようなことを言いがちです。

これらの言葉って、わかったようでわからない。
しかも耳障りがいいので、なんとなくやり過ごされています。

じゃあどうすれば良いのか?ですが、たとえば、
「お客様のためになる商品を開発し」なんて言葉を語るとすれば、

それをどのように?とか、
どんな形でお客様のためになるのか?
お客様に提供した後お客様はどうなるのか?
といったより具体的、より細分化した文章に落とし込んでいきます。

一つ一つ分解していきます。
まず、お客様って誰でしょうか?
すべての大人?
男性中心?女性中心?
こどもたち?
ファッションに敏感な人?
健康を気にしている人?
これから出会う新規客?
それとも既存客?
まあ一言でお客様と言っても、結構いろんなジャンルがありますよね。

こういったことを徹底的に具体化していきます。

お客様のためになるとすれば、どういうところで貢献するのか。
お客様のためになった結果、お客様はどう変化するのか。

こういった具体化、細分化したものを徹底的に書き出して、最後に本当に伝わりやすい、あるいは伝えたい言葉を残していきます。
そうすると、伝わりやすいないようの言葉が残っていくのではないでしょうか。

是非そんなところを考えてみてはいかがでしょうか。


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