私たち後継者って、功を焦る傾向があるように思います。
その背景には、「認められたい」という思いが強くあるのではないかと思います。
だから、ついつい一足飛びに結果を求めがちなのではないでしょうか。
その結果様々なノウハウを求めます。
しかし、そのノウハウ、確かに身にはつくかもしれませんが、一夜で思うような成果をあげることは殆どないのではないでしょうか。
私たち後継者は、あせらず、普通の努力をコツコツやっていくことが、実は一番の近道なのです。
私の著書です。
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Contents
後継者の勉強熱心は「認められたい」の裏返し
ノウハウコレクターになりやすい後継者
後継者は、自己肯定感があまり高くない事が多い。
というのは、子供の頃の親との関わりにも原因がるのですが、シンプルに言えば、親に認められたい人が多いのです。
詳細は省きますが、後継者の多くは人に認められたいという思いが強い。
それは例えば、ヒーロー願望だったり、変身願望だったりという事になったりします。
その際、後継者は、やっぱり早く結果を出したい。
ということで、色んなところに勉強に出かけ、ノウハウを一杯学んできます。
マーケティングとか、セールスとか、マネジメントとか。
いつか、自分がブレイクできる機会が来ると信じて。
後継者の学びはどこまで影響を及ぼすか?
そうやって学んだことを実践してみたとき、果たして何がどれくらい変わるでしょうか?
例えば、セールスレターや、広告文を上手に書けたとします。
それで数パーセント反応が上がったとしましょう。
これ、眼に触れる母数が何十万人であれば効果の実額は大きいです。
しかし、数千とか1万人とかであれば、ほんのわずかの変化です。
学んだ効果はあるとは思うのですが、その効果が劇的に変わるには、それなりの投資も必要となってきます。
けど、私たちは、「機会損失」が怖いので、ついつい学んでそれを実践しようと頑張ります。
それはもちろん大事なことですが、その学びそのものが一気に会社を変えるほどのインパクトを持つことは少ない、と言えるのではないでしょうか。
後継者としてやるべき本当の事
後継者は奇をてらわなくてもいい
私たち後継者がやるべきことは、1つの事を粛々とやり続けることじゃないか、と思うのです。
マーケティングの知識を活かしたいなら、それをとことんやり続ける。
商品にこだわるなら、それをとことんやり通す。
セールスを強くしたいなら、そこに徹底的に力を入れる。
何かとんでもない飛び道具をどこかから持ってきても、きっとそんなにうまくはいきません。
それよりも、地道な努力を粛々とやっていくことが大事なんじゃないかと最近思います。
ある起業家のコメント
ある起業家曰く、年商1億円までは他人の作った商品をただ売り続けよ、と言いました。
それは世間的にそれなりに認知されていて、それなりに利益率の高い商品を売りまくれ、と。
難しいことをするのは、年商1億を超えて10億に届きそうになった時だといいます。
その売上の数字が正しいかどうかはわかりませんが、なんとなく「きっとそうなんだろうな」と納得する内容でした。
私たち後継者も、色んな経営に関しての考えはあろうかと思います。
それは飛び道具を一生懸命探すよりも、それなりに実績のある方法をしっかりと積み上げていくことが大事なのかもしれない。
そんな風に思い始めています。
皆さんはいかがですか?
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