親の会社を継ぐ、事業承継真っただ中の後継者・跡継ぎ・二代目社長は、基本的にお行儀がいい人が多いです。
だから、何かしてもらったら、「ありがとう」と感謝の意はちゃんと表現できる人が多いと思います。
ただ、「何かしてもらったら」という限定がついていることが多いのではないでしょうか。
じゃあ、そうでないなら何に感謝をすればいいのでしょうか。
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Contents
交換の感謝と現状肯定の感謝
交換の感謝とは?
交換の感謝というのは、私が勝手に作った言葉です。
具体的にどんなものかというと、何かしらの気遣いや行為に対する直接的な感謝です。
席を譲ってもらってありがとう、頑張ってくれてありがとう、素敵なプレゼントをありがとう、気遣ってくれてありがとう。
そんな感じの内容です。
ここには、何かしら直接受けたメリットがあり、そのメリットに対する感謝がある、という状態です。
現状肯定の感謝
現状肯定の感謝というのは、今の状態があることに対する感謝。
例えば、朝目覚めたことにありがとう、とにかく不自由なく暮らせていることにありがとう、なんだかんだ言って仕事が出来ることにありがとう等々。
これはまさに、「今の状態が、いい感じ」という思いを持つことで湧き上がる感謝。
しかし残念ながら、親の会社を事業承継する後継者・跡継ぎ・二代目社長の場合、この感覚が見えにくくなってしまいがちです。
それはなぜなのでしょうか。
事業承継中の後継者・跡継ぎ・二代目社長の環境は劣悪!?
よくない環境にフォーカスしがちな後継者・跡継ぎ・二代目社長
私たち後継者・跡継ぎ・二代目社長は、そもそも親の会社の社長になるという前提があります。
だから、「社長になるために」、後継者・跡継ぎ・二代目社長はいろんなことを犠牲にしたり、優先順位を一般の人と違うところに置いてみたり、色んなストレスを抱えることになります。
ただの平社員で入社したとしても、平社員感覚ではいられない環境ではないでしょうか。
ある意味そんな特別な環境だから、当然、他の人とは違った苦労があります。
これは他人に理解されないから、私たちはどんどん孤独感を増します。
しかし、ちょっと考えてみたら、実は私たちだからこそ恵まれている環境というのは一定程度あるわけです。
社長に対して直接意見できるとか、出世が早いとか。
そして先代に阻まれてやりたいことができない、と考えがちですが、それは一般社員と比べれば案外自分たちのほうがやりたいことをできたりはしないでしょうか。
後継者・跡継ぎ・二代目社長という立場の大変な部分にフォーカスすれば、いくらでも大変な部分は出てきます。
しかし逆に、お得な部分にフォーカスする機会を、私たちは持とうとしていないのではないでしょうか?
もし自分たちにとってお得な部分について腹落ちすることができれば、きっともう少し自分の置かれた環境に感謝できるのではないかと思います。
ただそうはいっても、はいそうですか、と納得できるほど簡単な問題ではないかもしれません。
そのためにできる事を少しご紹介していきたいと思います。
感謝の日記
とてもシンプルな習慣として、毎晩感謝の日記を書いてみてはいかがでしょうか。
とにかく毎日10個以上、感謝すべきことを書き記すだけです。
その時に意識してほしいのは、イメージしがちなのは冒頭の「交換の感謝」部分ばかりである可能性も高そうです。
7つか8つまではそれでもいいのですが、ぜひ2つ三つは現状肯定の感謝をピックアップしてほしいと思います。
はじめはこじつけでもいいと思うのですが、だんだんと慣れてくるほどにしっくり感が増してくると思います。
毎日同じ内容でもいいので、最低10個、絞り出してください。
一説によると、こういった感謝の気持ちが引き寄せを動かすとも言います。
是非ともお試しください。