非常識な後継者50の心得

非常識な後継者50の心得(29)仕事以外のこともやり切ろう!

親の会社を事業承継で譲り受けるにあたって、後継者・跡継ぎ・二代目社長は仕事を大事にする傾向があると思います。
もしかしたら、家族は二の次で会社に入り浸る人もいるかもしれません。
あるいは、会社のためと言いながら、自分の成長に必死になるものの他のことがおざなりになるかもしれません。

特に、後継者・跡継ぎ・二代目社長は比較的若い段階から社外の経営者コミュニティなんかに参加する機会があります。
そういった場合に、何かしらの役を振られた時、「仕事が忙しいから」と断りがちだったり、受けたものの積極的に参加しなかったりしてはいないでしょうか。
もしそうだとしたら、是非見直してみてほしいのです。

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仕事という大義名分に甘えない

先代の時代は家族よりも仕事だった

色んな価値観はあろうかと思いますが、先代の時代、つまり昭和の成長期においては男たるもの仕事が一番で、仕事がらみの付き合いが二番、そして家族のことなどは最後の最後にするのが正しいと考えられていたのではないでしょうか。
かつては、そういう働き方が当たり前で、主婦は家を守るという暗黙の了解があったからかろうじて成り立っていたのかもしれません。
しかし今の時代は、それはわがままです。
確かに仕事は大事だと思いますが、仕事で成果をあげることは、実は自分の満足のためではないでしょうか。
つまり、自分のことしか考えていない、と言われても仕方のない状態ではないかと思います。

だから、仕事という大義名分に逃げ込んでしまうのではなく、仕事はもちろんしっかりやるけど、家庭も大事にする。
さらに言うなら、仕事以外で頼られた時にどうふるまうかが、その人の社会的な信用に強く影響を及ぼしがちです。

引き受けてはみたものの…

様々なコミュニティに参加してきましたが、よくあるのはそういったコミュニティの中で請われて役員になる人がいます。
その人が、けどどこか積極性がなくてその会が機能しなくなることがあります。
頼まれて断りにくかったのか、あるいははじめはやる気満々だったのかはわかりません。
社員には「もっと積極的に仕事に取り組め」と言っているリーダーが、そういった場所では消極的で指示待ちな人って結構いらっしゃいます。

それは会社と、コミュニティは違うから、とおっしゃるかもしれませんが、自分の振る舞いが目の前に返ってくるのが一般的な世の中のしくみだと私は思っています。
積極的にかかわるべきだと考えているなら、社外のコミュニティでも一生懸命やってほしいと思います。
そして面白いことに、そういったことで仕事をする時間が少ない時ほど、仕事のパフォーマンスが上がったりします。

タイムマネジメント…というよりも

会社の仕事で手一杯なのに…

こう言うと、「会社のことで手一杯で、家族や社外のことなどやっている暇はない」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
けど、そう思う時は実はチャンス。
何のチャンスかというと、やり方を変えるチャンスなんです。
今までの非効率を変えるためにできる事を考えてみます。

たとえば、自分一人忙しそうにしていてフッと顔を上げてみたら、社員はぶらぶらしていたりしませんか?
もしそうだとしたら、私たちがやっている仕事を彼らに振るべきタイミングかもしれません。
手持ちをし過ぎなのではないでしょうか。
普通なら、彼らには任せられない、で終了かも知れませんが、今はまったく仕事が回っていないのですからリスクを冒してでもやるべき時なのかもしれません。
普段ならやらないチャレンジをするのが、こういったピンチの時。

手が回らない時こそ、やり方を変えるチャンスですし、何かをやめるチャンスでもあると思います。
逆にそれぐらい切羽詰まらないとなかなか変化は起こせませんから、いい機会にしつつ、自分事(仕事)よりも他人事(コミュニティ)を優先させてみると色々と見えてくる世界があるのではないでしょうか。
そしてそこからいい結果を受け取るコツは、喜んでやるというところです。

平和な場所から抜け出すきっかけに

ここでは詳しくは話しませんが、人は「何もない平和な状態」で満たされることは基本的にないようです。
ある程度起伏があり、そこを乗り越えることに強い喜びを感じる生き物。
そういった起伏を作るのが、私たちを取り巻く人間関係だと思います。
ここで、自分優先のエゴをおさえる練習をすると、いろんな部分が良くなってきます。
そんなトレーニングと思って、社外の人やコミュニティのために一生懸命働く時間を作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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