後継者

後継者が新しい取り組みへの行動量を増やす方法

私自身の経験をお話すると、私は新しいことをしたい、という欲求はけっこうあります。
だから、いろんなアイデアは次々と出てくるんです。
しかしいざ実行、となるとちょっと面倒になってしまう。
面倒というのは、自分への言い訳で、やりたくない、というのが正直な気持ちだったのかもしれないな、と振り返って思います。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

何かをしようと思うけど行動できない3つのパターン

経済的損失が怖くて動けない

若いころ、後継者として、会社を動かし、変化させる方法をいろいろ思いついていました。
我ながら独創的で、かつシンプルなものが多く、素晴らしいアイデアマンだな、と常々思っておりました。(自画自賛で失礼!)
しかし、そんな私の最大の欠点は、それを行動にうつせない所でした。
どんなに素晴らしいアイデアでも、実行しなければ現実は何も変わりません。

当時の私は、実行しないという事にさえ気づいていなかったかもしれません。
それでも、思いついたことをとにかく現実に落とし込もうとまず、やり方を考えてみます。
で、まずこれをやってみようと思うのですが、準備だけはするものの実際にやらなかったもの多数です。
たとえば、チラシの作り方を学びました。
そこで作ってみるという、自分一人で出来ることまではやるのですが、それを印刷し、送るという作業に行けないのです。
それは例えば、上手くいかなかったときのコスト負担などが気分的にのしかかって、結局踏み出せずにいました。

何をやっていいかがわからない

何かやらなきゃいけないけど、何をどうやっていいかわからない。
そんな状況もたくさん経験しました。
一応、問題はわかっているようなつもりなんですが、何をやっていいかがわからない。
これも当時はあまりよくわかってなかったのですが、何をやっていいかわからないというより、何かを思いついても「どうせできない」という言葉で自分で否定していたように思います。
そうすると、何かいい方法がないか?とひたすら読書やセミナーを行きまくります。
何か一つのことを学ぶと、やってみようとは思うけど、上手くいかない気がして、あるいはもっといい方法があるような気がしてとどまってしまう。
そんな事を繰り返していたこともありました。

無様な姿を見せたくない

当時の私にとって、
・失敗する事
・誰かにかわいそうと思われること
・人に笑われること
・他人にアドバイスや口出しされること
というのは屈辱意外の何物でもありません。

自分のことを「器用」だと思い込もうとして、器用であるがゆえに失敗しない事しかしない。
出来るかどうかわからないことは、自分からやらないのです。
当然、積極的な人間にはなれないし、活動量も圧倒的に少ない。
結果として、実績が出ない。
これ、けっこうあるあるじゃないでしょうか。
私だけではないと思っているのですが。

途中経過でもいいから世に出す

他人の評価を恐れるな

私の消極的な行動をみてみると、ある一つの共通点が浮かび上がります。
それは、他人に間違いや失敗を指摘されたくない、という事です。
何かをやって上手くいかなかったからと言ってそれを指摘されるとか、
自分なりにやってるつもりのことを、ダメ出しされたくないとか、
そういった他者の評価をとことん拒絶していたように思います。

その背景には、自分の思いや考え、知識やノウハウが正しいと思いたい、という気持ちがあったのだと思います。
これはすなわち、自分で自分を信じたい、という気持ちの表れ。
逆に言うと、自分を信じられないから、そう感じていたのでしょう。

そんな私が意識したのは、あえて未完成で出す、ということ。
完成しているつもりで出して、けど否定されるとメンタル崩壊なので、はなから未完成という前提で出すことでちょっとだけ自分の心を守りながら出すよう心掛けました。
未完成なんだから、色んな指摘を受けるのは当たり前だよね、という慰めです。

けどそれも徐々に、完成品として出すことにもなれるようにしました。
まあ平気とは言い切れませんが、徐々に慣らしていくことで、昔ほど批判に対する恐怖心はなくなってきたように思います。

30点でいい!?

先日ある方の起業話を伺いました。
彼女が彼女のメンターから学んだことは、「とにかく30点の段階で世に出せ」という事だったそうです。
30点あれば、すでに種から芽が出た状態。
そこに大きな葉をつけていくのは、世間という風を当てたうえで、そこに対応していくことでアイデアは育てられると言います。
なるほど、確かに、経験することと知っていることはまったく違います。
経験という臨場感の中で学ぶこと、考えることは、事前の机上の計画とは全く違った世界観を生み出すのではないかと思います。

ちなみにそんな起業物語を語っていただいた動画は、以下の通り。
ぜひ、ご覧ください。

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