後継者

内向的な後継者が知っておきたい自分の強み

親の会社を継ぐ後継者にとって、自分の性格が経営者としてふさわしいかどうかは気になるところ。
そこでトップ経営者の性格をイメージするのですが、それはどのようなものでしょうか。
たとえば、いつもアグレッシブで攻めの姿勢であったり、パーティーや異業種交流会では常に注目の的で、誰とでも気軽に打ち解ける人なんていうイメージはないでしょうか。
私の場合、父の会社が販売会社でしたので、特に外向性はとても大事な要素だと思っていました。
しかし残念ながら私はどちらかと言えば内向的なタイプ。こんな私が親の会社を継ぐことなんてできるのでしょうか。
いつもそんな不安にさらされていました。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

外向性というのは、心理学の世界の五大要素の一つとして考えられているものです。
外向性と内向性の違いで見ていくと、確かに外向的な経営者のほうが成功する確率は高いそうです。
なにしろ、経営者というのは人にもまれます。
従業員や、取引先、金融機関など、様々な人との付き合いや、折衝、交流や衝突を経験します。
だから、そういった人とのコミュニケーションを得意としている人が成功するのはなんとなくわかりやすい話です。
じゃあ、内向的な性格の人は望みが薄いのでしょうか。

実は私は、外交的な人の多くがもつ欠点を感じています。
それは、内省が苦手という事です。
外向的な人すべてがそうだとは言いませんが、彼らは人と会っていることで安心感を得ますから、一人で考えるという事が苦手な人が多いと思います。
それはすなわち、会社の戦略を練るとか、状況把握を落ち着いてやってみるとか、自分の性格と役割を一致させるとか、そういう一人でやることが欠け落ちることが多いのです。
外向型は勢いがあるので派手に映るのですが、中身が手薄なことも少なからずあります。

つまり、双方得意なこともあれば、そうでないこともあるという事です。

内向型の人はまったく人づきあいがダメかというとそんなことはなくて、外向型のように広い交友関係はないかもしれませんが、狭く深い関係は一定程度持つことが多いと思います。
これもやはり一長一短ですので、どちらがいいという物でもないように思います。

さて、では経営者としてはどちらがいいのでしょうか。
実はこれはどっちでもいい、というのが私の考えです。
早い話が、自分の特質をしっかり理解して活用しよう、という事がとても大事なのだと思います。
ある意味経営者の資質という物は、「使えるものを最大限使う」という心構えにあるのかもしれません。

だから、外向的だから良いとか、内向的だからダメだとかいうステレオタイプな考え方を捨てることから始めたほうがいいのかもしれません。
もっと言うなら、自信のなさを性格のせいにしてはいけないと思うのですが、いかがでしょうか。

  

  関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

関連記事

  1. 心理的安全性を高める工夫あれこれ ~後継者が「自動」で動く組織を作る

  2. 後継者の世代ごとの違い 今60歳代の二代目と、今40歳代の二代目

  3. 好きを仕事にしたいと言って親の会社を辞めたけど上手くいかなかった後継者…

  4. 「家業に魅力を感じない」後継者にお伝えしたいこと

  5. 後継者は先代の社員への小言が自分への小言に聞こえる

  6. 後継者・二代目社長の学びを力に変えるコツ

  7. 外注化と内製の考え方~同族経営の二代目経営者が持ちたい自立の感覚

  8. サッカー日本代表の賛否両論から後継者が学ぶべきこと