無意識に逃げる人、逃げ口上への鈍感力

たまたま、ある経営者とお話をしていました。
すると、どうも話がずれていくのです。
なぜズレていくのだろう?と注意してみてみると、なるほど、と思う彼の行動がありました。

それは、彼自身に向けた私の言葉を、他人事のようにさらりとかわすのです。

 

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経営者の交流会の席上、ある男性を紹介されました。
社交辞令かもしれませんが、「これからの時代、どうすればいいんでしょうねぇ」なんて問いかけられました。
問われた以上、わたしなりの考えはお話しさせていただきます。
ある意味、非常に上から目線的ではありますが、彼に少しでも参考になれば、と持論をお伝えします。

しかし、彼はわたしの言葉を、あたかも他人事のように、
「そうですよね、そうすべきですよね。なんでやらないんでしょうね」
なんていう風にさらっとかわします。

Christine SchmidtによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

 

いえいえ、あなたが困っているというから、わたしなりの話をしているのに、その人は自分事として受け取らない。
たぶんご本人は気づいていないと思うんですが、問題があるのはわかっているけど、目を向けたくないんじゃないかと思います。
だから無意識に、自分の事として受け取らないように話を逸らす。

割とこういうこと、よくあります。
「変わらないとねぇ」なんてい口癖のように言いながら、変わるための情報収集さえしない人。
「このままではヤバイ」といいながら、このままでい続けようとする人。
「忙しいから、何とかしたい」と言いながら、何もしない人。

 

世代交代を検討しなければならない年代の経営者もよくおっしゃいます。
「そろそろ世代交代しないといけないんだけどねぇ・・・」
しないといけないことはわかってるけど、世代交代への具体的行動は行わない。
そして、「しないといけないけど(できない)」という話は、どこに責任があるかを追求した時、こうなります。
「後継者がまだ頼りないから」。

これも、脳の構造上、自分の問題には一切目を向けないように仕向けられていたりします。
自分の責任ではなくて、誰かに原因があるとしたら、やっぱり後継者だよね、と。
本心から後継者を信用していないわけではないと思うのですが、ついつい口からはそういう言葉が出てしまうのです。

 

ある意味自己弁護的な親のセリフは、昔からの知恵で自己嫌悪に陥らないような意識をもてるようになっています。
子は親に従うべきである、という古くからの考え方ですね。
基本、親が正しく、子が間違い(というか未熟)という前提が常識の中にしみこんでいるため、
事業継承が上手くいかないときの原因を後継者一人に押し付けても罪悪感を持たないシステムが出来上がっています。

Jeon Sang-OによるPixabayからの画像

 

 

 

 

さて、こういった親に最適化されたシステムの中で、息苦しくなる後継者はどうすればいいか、です。
実は、後継者も冒頭のような、「話を自分事と受け取らないシステム」を持っていればいいのですが、後継者は生真面目なところがあり、真正面から受け取りがちです。
じゃあ、そういうバリアを作ったほうがいいですね、となります。
いちいち、言われる言葉に気にしない、という鈍感力を鍛える必要があります。

実はこれを鍛えすぎて、冒頭の経営者(彼は創業社長です)のように、話を跳ね返していることに気付かなくなるとこれはこれで危険です。
だから、意識してはぐらかせることをできるようになっていただければちょうどいいと思います。
言葉としては受け止めるけど、そこに感情を動かされすぎないようにする。
コツをつかむまでは難しいと思いますが、無防備で他人の考え方を受け入れない、ということです。

たとえば、「後継者が未熟だから、会社が活気がない」と言われたとしましょう。
事実として、会社に活気がないとすれば、それは認める必要があります。
そして、そのことに対して、後継者として、何か対策をしていこうと考えることも大事だと思います。
しかし、自分が悪いんだ、と神妙に反省する必要はない、ということです。

よほどサボっていたのなら別ですが、自分なりに一生懸命やっての結果がそれならば、別にいいじゃないですか。
上手くいってなければ修正するればいい。
ただそれだけのことです。

極端な言い方をすれば、反省するとか落ち込むという感情を受け入れず、淡々とやるべきことをやればいい。
そんな感じです。

 

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