後継者に限らない話かもしれませんが、
常にだれかと、何かと戦っている。
そんな人を見かけることがあります。
私自身も、そういう事、よくあります(^^;
それって、実はある心の状態の表れなんですよね・・・。
私の著書です。
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先代が何か言うと、なぜか癇にさわる。
先代の言葉一つ一つに、なぜかイライラさせられる。
そこに反抗し、真逆の策を提案する。
そんなことはありませんか?
はい。私はあります。
きっと、その場合、先代に対してだけではない。
部下に対しても、取引先に対しても、
プライベートな関係の人に対しても、
自分の考えの方が正しい、自分の考えの方がレベルが高い。
そういうアピールをつい無意識にやってしまう。
こういう人は、業務能力が高い人だと思います。
よく勉強もしてるし、周囲の中ではリーダー的存在であることも多いです。
だから、自分では、気づかないかもしれません。
けど、これって自分の自信のなさの表れではないでしょうか。
自信がないと、他人と比較した自分の地位が気になります。
アイツより自分は優れている、そういう確証が欲しいんですね。
だから周囲を打ち負かして、その証拠を得ようとします。
それが、後継者の場合、先代をターゲットにするケースが非常に多くなるのではないでしょうか。
もちろん、逆もまたしかりです。
自信のなさが、周囲の人や物を敵に回すという心理。
これ、先代との関係性において、とても大きな影響を与えていると思います。
本当に自信のある人は、そんな確証は必要ありません。
自分が自分を信頼できれば、他人によるお墨付きなんていりませんからね。
だから、ありのままに生きられるわけです。
そういう人は強い。
誰から批判をされようと、誰に邪魔をされようと、
黙々と自分の道を突き進むことができます。
起こるトラブルも、人生のエンターテイメントの一部ととらえられるでしょう。
乗り越えられることを知っているんですから。
いつも面白いな、と思う事があります。
チャンピオンになったボクサーや格闘家、
子供のころ、いじめられっ子だったというエピソードよく聞きますよね。
彼らは、自分が弱い事を知ってたから、強くなれたのではないでしょうか。
私たちも、まず自分の弱さであったり、自信のなさに気付くことが意外と重要なんじゃないかと思います。
まずは気づけばそれでOK。
理不尽な感情の源がわかるのですから、対処もできるようになります。
私自身そうなのですが、自信のない自分を隠すためにいろんな上塗りをして、
自信のない自分を見えないようにしちゃったんですね。
そうすると、無意識に不都合な感情が湧き出たときに、それがなぜかがわからなくなります。
そしてわからないまま、周囲と分断されていくのです。
だから、一度自分の本当の姿をしっかり見据えることで、
先代のみならず周囲の人との関係性が見えることもあるのではないでしょうか。
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