後継者

人生100年時代の人生設計からかんがえる、事業承継の今

「人生100年時代」という言葉がもてはやされたのは、2017年だったかと思います。
私の知る限り、その元ネタは『ライフ・シフト』というリンダ・グラッドンの著書だと記憶しています。

この本を非常にシンプルに表現すると、従来の人生のステージは、学びの期間である学生時代があり、長い働く期間があり、老後があるという3つのステージにわかれていました。
しかし、人生が100年という長さになるにつれて、20歳前後までの学習期間における学びで生涯をカバーすることは難しくなってきていると言います。したがって、一旦学び直しの期間を経て、新しい世界に飛び込むことを推奨しています。

学び→働き→老後 から
学び→働き→学び→働き という流れが必要と言います。

これを企業に当てはめると、けっこうしっくりくるように思うのです。

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学び→働き→老後 というこれまでの3ステージ。
これはまさに、中小企業の比較的よく見かけるパターンではないかと思うのです。
創業社長が何かしらの思いを持って起業し、そのビジネスを作り上げ、社長の高齢化とともに会社の勢いが衰えてくる。

一方、人生100年時代においては、学び→働き の後には、これまでの専門分野とは違う分野の専門性を持ち、過去の経験と新たに学んだ専門性を掛け合わせて発揮するよう『ライフ・シフト』では推奨されています。これはまさに中小企業の事業承継に当てはめやすい気がします。

人生100年という部分を、会社の寿命と考えてみましょう。
かつて企業の寿命は30年前後と言われていました。(近年は10年も持たないという説もありますが……)
この30年前後というのは、一つの学び→一つのビジネス→創業者引退という流れと結構合致するように思います。
ここに、一つの学びから一つのビジネスを興し、このビジネスがちゃんと勢いのあるうちに、次の学びを加えて新たなビジネスを創造する。そんな流れができることで、会社の寿命、それも健康寿命が大きく伸びるような気がします。

なかなか事業承継がうまくいかない背景には、会社の寿命を延ばそうという事業承継が、昔ながらの一つの学びで、一つのビジネスで100年持たせようとしてきたという部分があるのかもしれません。
時代の流れはなかなかに早いので、40年前の事業承継とは少し空気感が違うのかもしれません。

また、もう一つの問題は、経営者の高齢化というか、かつてはあり得なかった年齢まで創業社長が働けてしまうこと。
そのあたりの問題点は、以下の動画にまとめておりますので、関心があればどうぞ。

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タイミングよくこの―ページに出会った方には、このリンクからどうぞ。

2021年6月29日18時スタート(約一時間の予定)

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田村薫kaoru tamura ID @kao345
Yuka Wakabayashi ID @shiawase_shacho

 

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