後継者

跡継ぎとして家業を継いだが、気持ちは満たされないのはなぜか

親の家業を継いだ跡継ぎ。
自分的には、その立場に即して一生懸命やっているんだけど、
なんだか満たされない。
そんな事を感じることはないでしょうか?

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親の会社を継ぐというのは大変なことです。
会社そのものは自分の能力以上に肥大化しているかもしれないし、
社内で何かを取り組もうとしても様々な障害がおこる。
そして親との関係は今一つしっくりこない。

一つ一つ乗り越えてきたつもりだけど、どこか満たされない。
どこまでやっても、満足できない。
そんなことはないでしょうか。

それは、自分のゴールが明確ではないからではないでしょうか。

 

普通、起業家が会社を興すのは、それその物が目的ではないはずです。
自分の持っている商品やアイデアを世に問い、
それが世の中に広がっていくための手段として会社を立ち上げるのが普通です。
つまり、会社を運営することが最終目的ではありません。

しかし、跡継ぎの人にとっては往々にして、親の会社を引き継ぎ、ひとまず安定路線に載せることがゴールになっているのではないでしょうか。
そこにワクワク感や、夢や、希望が乗っていればいいのですが、残念ながらほとんどの場合、目の前のことをこなすことで精いっぱい。
結局、ふと振り返ってみた時「自分はいったい何をやっているんだ」という虚無感に襲われることもあるのかもしれません。

それは、守ることがゴールになっていて、
行きたい場所が明確になっていないからかもしれません。

PexelsによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

私自身、きっとそうだと思って、自分なりの人生の目標的なモノを作ってみました。
会社を大きくする、3倍くらいにできたらいいなぁとか、
上場できたらいいなぁとか、
年収〇千万円くらい取れたらいいなぁとか、
まあいろいろ考えます。

けど、どうもしっくりこないのです。
他にも最近はやりの「いつでもどこでもPCだけで仕事する」みたいなライフスタイルもいいな、と思いますがたぶん私には務まりません。
習慣的に仕事をしないとたぶん、忘れてしまいます(笑)

 

たぶん、満たされない想いというのは、
①会社を引き継ぐことが最終目標になっている(ワクワクしない)
②自分にとって目標という気がしているけど、実際はコミットできない未来像にまどわされている
という部分にあるのではないかと思っています。

 

さて、ここを解消するためにできる近道は、「一生懸命になれることを探すこと」。
実は人は、一生懸命になっているとき、とても幸せというかたまらない充実感を感じているのではないでしょうか。
どうしても私たちは「結果」にフォーカスするあまり、一生懸命何かに打ち込んでいるときの無心の状態の幸せさを見落としてはいないでしょうか。
日々、それだけ集中してできることを仕事にできるとしたら、それほどに充実した人生はそうそうないのではないでしょうか。
ということは、やはり私たちは、何かを成し遂げるという目標もいいのですが、まずは一心不乱に夢中になれることを探すのがいいと思うのです。

ではそれはどうすれば見つかるのでしょうか。
唯一の方法は徹底的にインプットを増やすことです。
人、本、セミナー、映画、小説、ドキュメンタリー、なんでもいいのですがバリエーションを持たせた刺激を入力するよう意識すること。
たぶん、コツはこれだけです。

 

跡継ぎというと、家業がある時点で「後継者フィルター」を通して物を見る癖がつきがちです。
特に、会社に入ってからはより一層その傾向は強まるでしょう。
そうすると、非常に視野が狭くなる可能性があります。
会社の事情に対しては広い視野で見ているけど、その外の世界への視野が圧倒的に狭くなりがちなのです。
そこを広げるために、余暇時間をそれなりにとって、たくさんの経験を積む。
ああ、こればっかりは私も十分できていないのですが、ぜひ試していきたい行動です。

 

良かったら一緒にやりましょう(笑)

 

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