このブログに流入するキーワードのトップ3に入つのが、
「跡継ぎ 自信がない」
です。
その内容の記事はいくつか書いてますが、懲りずに今回もそんなテーマで書いてみます。
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跡継ぎとして、自信がないのはよくわかります。
だって、経営なんてやったことないし、
家業自体、自分に合わないような気もするし、
何から手を付けていいかわからないし、
先代となる親は自分がやってることを教えてくれないし、
なんだか自分には知らないことを裏でちょこちょこやってるっぽいし…
まあいってみれば、自信がないのは当たり前なんです。
むしろ、親はあなたに自信がないように仕向けてるかもしれません。
あれもダメ、これもダメ、ここが間違っている、あそこが違う、
といったダメ出しばかりしてるかもしれませんし、
そこまで出なくとも、「まだまだお前には任せられない」といって
仕事の全貌を明らかにしようとしないかもしれません。
それもいわば、親子経営の「特性」と言えるでしょう。
結論を言えば、親は会社をできる事なら誰にも渡したくないのです。
実の子であったとしても。
だから無意識にあなたに自信を無くさせるような行動をするんです。
親子の経営に関して、ブラックなはなし、初めて目にするんじゃないですか?(笑)
別に、ここで私は親を批判したいわけではないのです。
彼らはいってみれば、本能でそういう行動をとっているのです。
だから本人はそういう行動をとっていることに気付いていません。
けど見る人から見ると、こんな感じに見えます。
子どもが自転車の補助輪を外す練習をしていて、親がずっと後ろを持っている状態。
一人で、走らせないんです。
なぜならば、転ばないようにです。
自転車なら転んでもケガをするのは子どもだけです。
しかし、会社の経営は転べば自分や子供のみならず、従業員やお客さんを巻き込んでしまいます。
だから、親は手を離せないんです。
もう一つの理由を言うと、親は手を放してしまうと、自分を頼る人が減ってきて寂しい思いをすることが無意識にわかっています。
だから、自分が寂しさを感じないように、手を離さないようにするんです。
けど口では「ちゃんと一人で乗れるようになれ」という。
すごく矛盾してるんですが、親子の経営での親はそういうことをやっています。
一方後継者は、「怖い怖い」といい、いつまでも親に自転車を持っていてほしいのです。
なにしろ、そうすれば転ばないのですから、痛い思いをせずに済みます。
自分では、このままではうまくならないんだろうなぁ、と気づき始めても、やっぱり手を離さないで、と思ってしまう。
後継者的には「自分で乗れるようになりたい」と口では言いながら、心の中ではずっと支えてもらいたい、という本心があります。
支えたい親と、支えてほしい子がいて、なんとなく成り立ってしまう。
これ、共依存と言います。
お互いがお互いに依存しあってる状態ですね。
この時に、後継者はたいてい「自信がない」ということを言います。
そして今、あなたはそういう状態にあるんじゃないかな、と思います。
実は、自信がないことも、やってしまえばたいていできてしまうものです。
たとえば、先の話の自転車だって、乗れない人はほとんどいません。
逆上がりだって、たいていは小学校時代にクリアできたと思います。
学校の勉強だって、はじめのころは「こんな難しいこと出来っこない」と思っていたことが1年過ぎると、ああこんなに簡単だったんだ、と感じることもあるかもしれません。
経営もおんなじで、うまいか下手かはともかく、なんとなく形になるところまでは誰でもできます。
ただ、試行錯誤、つまり多少の失敗は想定しなければなりません。
自転車で言えば、転ばずには上手くはなれない、ということと同じです。
ちょっと厄介なのが、自転車なら転べば誰もが心配し、手を差し伸べてくれます。
しかし仕事なら、転べば叱られたり、バカにされたりします。
それがイヤなんですよね、きっと。
となると、自信がないというよりも、
失敗するのがイヤだ、苦労を経験したくない
というところが本質的な理由じゃないかと思うのです。
なにか失敗をして、昼夜問わず仕事のことが頭を離れないあわただしさを経験したくないとか、
誰かにボロカスに言われたくないとか、
自尊心を奪われたくないとか、
そんな感じじゃないでしょうか。
ええ、実は私もそんな思いを持っていました。
スマートにやりたいと思ってたんです。
けど、結局グダグダでした(笑)
まあけどそんなグダグダも、渦中にいれば、実は周囲で見るほどつらくなかったりします。
なぜかというと、とにかく必死だから。
必死になっていると、なんだかんだ言って、それなりの充実感はあります。
ああ、なんだか濃いなーと。
だから、怖いとき、自信がないなぁとおもうときは、会えて火中の栗を拾う。
その方がいっそのこと楽なことも結構あるものです。
割り切って、飛び込んでみるというのはいかがでしょうか?
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