ある時期を境に、当社の採用基準を変えました。
好きか、嫌いか、です(笑)
100人の会社ならさすがにそう言うわけにもいかないでしょうが、
小さな会社なら、それが一番だと思います。
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私の父は、社員を採用する際、「経験」を重視しました。
同種の仕事の経験者なら、教育の手間がかからないから良い。
きっとそう考えたのだと思います。
起業間もない会社であれば、やっぱり即戦力が大事ですね。
教育とかしてる暇はありませんから。
しかし、5年、10年と続く会社なら、そろそろ社内で教育することの重要性は考えないといけません。
別にしっかりとしたカリキュラムがあるかどうかは別として、自分の会社で育てるという感覚、大事だと思います。
当社においては、なんとなく「経験」ばかりを重視して何年もやってきてました。
経験第一、人間性第二。
それで、いつも社員は5年くらいでやめていきました。
そこで私の代になって、思い切って採用基準を変えました。
好きか、嫌いか、です。
実はこれ、けっこう具合がいいのです。
好きな人しか社内にいなければ、失敗にも寛容になれます。
経験者であるアドバンテージは、せいぜい2年だと私は見積もっています。
仮に5年務めるとしても、残り3年はそのアドバンテージがなくなり、人間的に微妙な人とつきあうのもきつい話です。
正直私も、こんな話をすると「仕事のことを好き嫌いで決めるなんて・・・」とずいぶん呆れられました。
しかし、これ、モチベーションにかなり大きな影響を及ぼします。
もう少し突っ込んで離すなら、社風とか、いろんなところで違いが出てきます。
そもそも、経験者の力量なんて、わずかな面接ではわかりません。
昔よくあったのは、「エクセル使える?」と聞いて、「はい、使えます」というからやってもらったら「どこが使えるねん!」ということもありました。
ワードは使えるけど、ビジネス文書がまともに作れない人もいました。
好きな相手なら、教える気にもなるじゃないですか(笑)
だから、特に小さな組織では、好き嫌い、って大事だと思います。
人が集まる以上、それがけっこう大きなウェイトです。
仕事の選び方、顧客の選び方もまた、好き嫌い、言ってもいいんじゃないかと思います。
誰にでもいい顔なんてできませんからね。
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