後継者

「ポチになりたいんですか!?」後継者は思考停止の脳に鞭を入れよう。

今でも忘れませんが、私自身が先代との考え方のギャップに苦しんでいた時期、こんな暴言を吐いたんです。
「アンタは、ポチか!?」
いやぁ、なんとも失礼な話・・・というかこの言葉の意味が理解できなければ、失礼かどうかもわかりませんね。
順を追って説明しましょう。


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私は日ごろ、感情の起伏はあまり大きくなく、感情的に言葉を発することはほとんどありません。
しかし、ある時だけは我慢ならず発した言葉が、冒頭の言葉。
「アンタは、ポチか!?」
どう見ても、品のいいお言葉には見えませんよね。

 

当時、私は会社をこう変えて行こう、という強い思いがありました。
その会社は、もともと保険代理店だったわけですが、その「専門店」の状態を別の形にしたかったわけです。
一方、会長である父は、創業以来、保険しか扱った事がありません。
だからなのか、保険屋は保険屋以外になってはいけない、と考えていたようです。

会長から出る言葉は、
「こうしなければならない。
「ああいう風でなければならない。
などなど。

 

私はなぜかむかつくんです。
「〇〇しなければならない」って、いったい誰が決めてるんですか!?
と思わず叫びましたよ(^^;

少し気を静めて改めて尋ねました。
「なぜ、〇〇しなければならない、と思うのですか?」

 

ブツブツ言ってましたが、要約すると、
メーカーから評価されるためには、そうせざるを得ない、
という回答。

 

そこで、気が抜けました。
「〇〇しなければならない」と感じる背景には、
その人が、そう信じ込んでいる状況があるわけです。

信じているものの実態は、誰かの主張です。
親かもしれないし、社会かもしれない。
メーカーかもしれないし、お客様かもしれない。
配偶者かもしれないし、子供かもしれない。
いずれにしても、間違いなく言えるのは、
その人自身が決めてるわけではない、という事。

 

その時に私の目に映った父の姿は、
自分にどうしたい、という意志がなく、
ただメーカーからの評価を落とさないように、と
飼い主に媚を売る犬に見えたのです。

積極的にやりたい事があるわけでもないのに、
私のやることに口出ししないでください。
私にはやりたいことがあるんだ、と。

そんな思いを込めて、冒頭の暴言を吐き捨てました。

 

 

さすがに、あまりに失礼だったかと反省はしていますが、
撤回する気はありません。

 

実は、これは経験や年齢を積み重ねた世代にだけある事ではありません。
後継者世代でも、結構多いのです。
まさに思考停止というやつで、誰かが言った事を鵜呑みにして、それが自分の考えだと思い込んでいる人。

もし、ご自分の言葉に、
「〇〇しなければならない。」
というものが頻出する場合は、そこを深く掘り下げてみることをお勧めします。

本心は、かなり高い確率で別のところにあるはずです。
私自身もいつも自分に問いかけるようにしています。
今の自分は、ポチだろうか?それとも本当の自分の意志だろうか?と。

 

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