後継者

後継者の右腕は社内にいても社外にいてもいい? 話を聞いてもらうことの効用

後継者として親の会社を継いだ時、やっぱりいろんなことで悩むと思います。
さらに、後継者一人では、会社の運営って結構難しい。
新しいことを考えてみたりするのだけど、なかなか考えがまとまらない。
そんな事もあるのではないでしょうか。

そんな時どうすれば良いのでしょうか。


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親の会社を継ぐ技術

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ビジネスって本当に難しいな、と思います。
後継者として、これからの会社のビジョンを描ける場合もあれば、そうでない場合もあります。
後継者としてのビジョンを描けないとしたら、そこに思考が向かう手助けが必要だったりします。
それは、コンサルタントだったりするときもあるでしょうが、大事なのは、思考の壁打ち相手があるという事。

実は、物ごとは一人で考えていると、なかなかまとまらないこともあります。
しかしそれを口にして話すというだけで、だんだんと整理できたり、そこから新しいアイデアが浮かんだりすることもあります。
そんな「話し相手」がいるといないとでは、経営者の仕事の進み具合は随分変わってきます。

その相手は、経営の専門家であったり、マーケティングやマネジメントの専門家であれば、色んな解決策を持っていていいかもしれません。
けどそんな高望みをしなくても、ただ話を聞いてくれて、常識的な視点で意見を交換し合えるだけでも十分。
そんな相手がいると、とても頭を整理しやすくなります。

そういう人が、後継者の会社の社内にいれば理想です。
そういう人はいわば、後継者の右腕、という事になります。
しかし、社内に居なければ、別に社外でもいいのです。
気軽に電話などで話をできるひとって、一人くらい入るのではないでしょうか。
そういう人に聞いてもらうだけでも頭の整理になります。

場合によっては、配偶者でもいいと思います。

たまたま私はある経営者団体で出会った人のそんな相談相手をしています。
週に一回、ZOOMでの小一時間のやり取り。
その中で、今やっていること、今週出来た事等の話を伺う。
伺う中で、その人はだんだんと、自分の考えをまとめていき、最後は自分の結論を出していきます。
そんな様子を見ていると、ふと思い出すと、私も何人か迷ったときに話を聞いてもらう相手を確保しています。

その人は決して経営に長けているわけではない。
だから、その人のアドバイスを真に受けることは少ないのですが(失礼!)、ただ話を聞いてもらって、色々とやりとりするだけで、話が一気に進んだりします。
是非そんな人を確保してください。


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