後継者

親の会社を継ぐ後継者の悩みが多い理由

今日はとってもざっくりしたタイトルなんですが、後継者の方って悩みが多いですよね。
私もそうでした。
後継者自身のスキルや知識のこと、
会社の将来のこと、
先代や社員のこと、
あれもこれもと押し寄せてくる悩み。

処理しても処理しても処理しきれない問題。
一体どのように対応していけばいいのでしょうか。


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親の会社を継ぐ技術

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親の会社を継ぐ後継者は経営者としてはまだまだ未熟。

そういう意味では、学ぶことはたくさんありますし、欠けていることもたくさんある。
だから、経営において悩み事がたくさんあるというのは、当たり前と言えば当たり前の話です。
とはいえ、次から次へと押し寄せてて来る悩み、何とかならないものでしょうか。

先代には後継者の思いはなかなか通じないし、
むしろ新しいチャレンジに対しては反対意見さえ出てくる。
社員は思ったようにこちらについてこないし、
お客様も好き勝手言っている。
「お父さんの時代はそんなことは言わなかった」
と言われるんだけど、時代が違うので・・・・・・と火消しにやたらとメンタルと時間を削られていく。

いや、ほんと、後継者って大変です。
苦労の質は、起業とはまた違いますが、それに匹敵する苦労はあるんじゃないかと思います。

そういった苦労はなかなか消えていきません。
一つ一つ解決を試みようとするのですが、何一つ変わらないのです。
私も随分そのことで心悩ませました。
忙しいとかいう物理的な苦労はある程度受け入れられても、やってもやっても前に進まない事へのストレスと言ったら、本当につらい。

片付かない悩みにプラスして、新しい問題は次々とおこります。
じゃあどうすれば良いのでしょう。

実はこういったときに起こっていることがあります。
それは、私達後継者が、「動かしようのない問題」ばかりを気にしているという事です。
自分の努力で動くことなら、やればすぐ改善されます。
だから気持ちの中からすぐに消えていきます。
けど、自分の努力だけで動かないことは、ずっと頭の中を占拠しています。
さらに言えば、その占拠状態が延々と続くことでずっとその問題の事を考えるようになります。

すると、その問題が実際の問題以上に大きなものに感じられていくのです。
気にすれば気にするほど気になる。
そういったことから、私たちの視界の中で、その問題がどんどん大きくなるのです。
それは次第に執着になり、気持ちの中で膨れ上がります。
もうこうなると、その問題を何とかしないと前に進めないかのように感じてしまいます。

けど実際は、その問題は徐々に解決するとして、他の事をすすめることもできることが多いはずです。
私たちは、出来ない事ばかりに心を砕いてしまうのです。

だから、問題ばかりで八方塞がりという時は、ぜひ、その問題を後回しにして前に進む方法を考えてみてはいかがでしょうか。
できることだけを考えるという事です。
そうすると意外なところから打開策が出てくることもあります。
逆に、動かしようのない問題を動かそうとし続けても、なにもいいことはありません。
一旦そのことは忘れて、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 


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