後継者という立場となると、色々会社の中での立ち居振る舞いが難しい。
その結果、「こんな会社辞めてやるー!」という気持ちになる人も多い。
その証拠に、検索窓に「後継者」と売れてスペースをいれると「辞めたい」なんて言うキーワードがサジェスチョンされたりします。
そんな追い詰められた状態だから、ついついオール・オア・ナッシングな結論を出しがちです。
辞めるか、残るか、みたいな。
けど、ちょっと考えてみれば、親の会社もいろんな見方があります。
その中で、親の会社の中にあるリソースを昨日は「人」について考えてみました。
今回は、「物」について考えてみましょう。
物というのは物理的なものというより、「人以外」というニュアンスで考えてみたいと思います。
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製造業であれば加工機械、工場そのもの、工具や器具、
卸売業であれば、倉庫とかだけではなく取引先も大事ですね。
小売であればお店や顧客。
業種によってはノウハウだったり、人脈なんていうものもあるかもしれません。
何十年も会社として営業ができているということは、会社には何かのリソースがあるはずです。
それは、現代のビジネスとは少しずれ始めているものもあるのかもしれませんが、無駄にできるものではありません。
私たちはそれらを正しく把握し、その価値を最大化する方法を考えることが大事だと思います。
そうすると、「今の形のビジネス」で果たして良いのだろうか?という疑問も出てくるかもしれません。
つまり、リソースを把握すると、ビジネスが変わる可能性は大いにあります。
逆に、家業としてのビジネスをそのまま受け継いでやり続けるという事ができるのは、むしろ少数派だと思います。
なぜかというと、そのビジネスモデルはすでに古くなっている可能性があるからです。
しかし、すべてがダメというわけでなく、ほんの少しパッケージを変えるだけで息を吹き返すビジネスだってたくさんあります。
喫茶店が、マンガ喫茶になり、ネットカフェになり、場所貸しビジネスみたいな形に変化してるケースもあります。
同じリソースで、ビジネスモデルを転換できる方法だってたくさんあるわけです。
発想を、「今のビジネスを最適化する」から、「今あるリソースの価値を最大に活かす」というところに変えることでビジネススタイルは随分変わるのではないでしょうか。
そんな視点で見てみてはいかがでしょうか。
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