非常識な後継者50の心得

後継者50の心得(7)勉強よりも大事なもの

後継者の傾向として、とても勉強熱心であることが多いと感じています。
勉強はとても大事なのですが、社外の勉強会や、書籍、様々な情報を追いかけるあまり、とても大事なことを忘れがちです。
それは共に働く社員とのコミュニケーション。
基盤を作る前に、上物を積み重ねようとしがちなのです。

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なぜか起こるクーデター

後継者は人間関係で前に進めなくなる

私の知る範囲で、けっこうよく耳にするのが後継者が社内で発言権を持ち始めるとクーデターが起こりがちだという事。
一斉退職が起こったり、ナンバーツーあたりが蜂起して分社が起こったり。
これ、案外初代の経営者の代では起こりにくいんじゃないかと思っています。

かつてはその理由を、そもそも先代に忠誠を誓った社員は、真面目な人ほど先代以外にはついていかないものだ、という風に考えていました。
世間的にも、だからこそ先代を圧倒する成果を見せなければ社員はついてこない、と言われているかと思います。
しかし、私が見る限り、ちょっとそれはミスリードではないか、と最近思っています。

人は感情で動く

ところで、人はどれだけ論理的に振舞おうと意識しても、かなり不安定なものだという事が様々な調査で分かっています。
たとえば、犯罪者に判決を下す裁判官の判決の厳しさは、晴れの人とくもりの日で、明らかに違う傾向を示すのだそうです。
ご想像の通り、曇りのほうが厳しい傾向があるそうです。
何が言いたいかというと、リーダーと社員の関係というのは必ずしも論理的に割り切れるものではない、という事です。
すごい後継者であれば、社員はついて来るかというとそんなことはない。
けど、人としてつながっている後継者と社員は、それなりにうまく行くのではないかと思います。

後継者が頑張るほど社員は離れていく

「いくぞ!」という掛け声をかけて振り向いたときに…

私自身の経験をお話させていただきます。
かつて私は、社員をまとめ、前進させるために、自分が前のめりになり、まなび、計画し、その計画通りに社員を動かそうと必死でした。
何かしらのプロジェクトを打ち出し、「エイエイオー!」とばかりに決起大会をします。
けど、ふと見まわしてみると「いくぞ!」と張り切っているのは私だけ。
社員たちは迷惑そうに、下を向いています。

そこで私は憤慨します。
なんでちゃんとついてこないんだ?と。
ここから先は悲惨な話で、結局自主的には誰も動かないから、とにかく無理やりにでもやらせる。
そのために成果報酬制度を作るとか、罰則のようなものを作るとか、会議でつるし上げる仕組みを作るとか、下手をすれば奴隷を服従させることを考えてるようなことを考えたりします。
当然そういった思考に入れば入るほど、社員はしらけムード。
けど、私自身は何が起こっているかが理解できていないんですね。

で、エスカレートした結果が、その拘束にたえかねて放棄する、という冒頭のようなお話になるわけです。

後継者は問題を見誤る

このような状態の時に、冷静に自分の振る舞いを反省できる人は恐らく少数派。
どちらかというと、さらに社員をコントロールする方法はないか?と探してみたり、
自分がもっと勉強すれば社員はついて来るんじゃないか?と考えてみたり、
ちょっとズレた努力をますます加速させます。

社員から見たら、「後継者はわかってない」という事になり、益々心は離れていきます。

さらに後継者は勉強し、時にMBAなんかを引っ張り出してきて、どんどん自分的には前進するのですが、社員との関係は後退しているという滑稽な姿になってしまいます。

わかりあおうとする努力

業務連絡は会話ではない

後継者は人との付き合いが不器用な方が多いように思います。
なんとなく、社員と対話しようと努力している人もいますが、その内容を聴けば仕事の話ばかり。
確かに会社は仕事をする場ですから、仕事の話をしておけばいいというのも一理あります。
しかし、お互いがお互いを知ることで生まれる結束感があります。

たとえば、映画などを見ていたとき、ただ殺されるエキストラはたくさんいますが、映画を見ている私たちはいちいちそれを悲しいとは思いません。
しかし、殺される人物がその前に、自分の生い立ちや家族との関係などをほんの数分語ったのちに的にやられたりすると、視聴者はかなりの確率で感情移入し、悲しみを感じます。
相手を知っているか知っていないかだけでこれほどに差が出てきます。

だから大事なのは、相手の人間性を知ることができる会話。
別に難しいことではなく、家族のこと、趣味のこと、時間があれば何をしてるとか、何に関心があるかといった普通のことでいいのです。
こういったことをお互い開示することで、関係性が強化されます。
こういった土台をつくれたときはじめて、人は「この人のために働こう」と思えるのです。

社員に関心を持つことからスタートしよう

実際にある企業は、社員の定着率の低さに苦慮してました。
その会社が採用して目覚ましい成果をあげた入社時の研修は、「自分のことを話す」という時間。
そして、会社名と社員の名前をプリントしたパーカーをプレゼントしたと言います。

たったこれだけで、定着率が圧倒的に向上したそうです。

大事なのは社員に関心を持つこと。

もし、会社が空回りをしているとしたら、後継者は社員を視界にいれていないんじゃないか?と振り返ってみてはいかがでしょうか。

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