私の手痛い経験からお話しします。
私が若いころ、自分は会社の未来を考えて、意見していると常に思ってきました。
自説を認めさせたいというわけではなく、純粋に会社のことを考えたときに、自分の意見が正しいと思い込んでいました。
その強い意志が社内での輪を乱し、先代との確執を生みました。
自分が正しいのであれば、先代が誤りなのでしょうか?
当時の私はそう信じてやみませんでしたが、あらためて振り返ってみると、そうでもないように思うのです。
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会社の未来のためにどうしてもやらねばならない。
それは会社の改革であったり、人事制度の変更だったり、取扱商品の見直しだったり。
後継者・跡継ぎ・二代目社長にとってやるべきことは山積です。
しかしそれらをやろうとすると、たいてい何かしらの問題が起こります。
社員がついてこなかったり、古参社員が協力的でないとか、先代からの反発だったりとか、という問題です。
後継者にとっては、今すぐ対応すべきもんだに見えるこれらのことも、先代にとっては10年も20年も先の問題のように見えているのかもしれません。
後継者・跡継ぎ・二代目社長の立場としては、早くそう言ったことに手を付けて、自分の代になったと同時に会社を完成形にしたいと思うもの。
ここが大事なのですが、後継者・跡継ぎ・二代目社長は多くの場合、先代が現役のうちに自分の体制を作っておきたいのです。
だから焦ります。
しかし、先代が現役なので、先代からは反発されます。
それに対して後継者の思いは、会社のために俺は考えているのに、というのですが実際のところは会社というよりも、自分のため、と言えるのかもしれません。
自分のためにやろうという事を、「みんなのために」なんて言うのはちょっと傍から見ているとあんまりいい感じはしません。
実は後継者・跡継ぎ・二代目社長は周囲からそんな目で見られているのかもしれません。
後継者・跡継ぎ・二代目社長が頑張っても頑張っても認められず、社員はみな先代の味方をするというのはあるいは、後継者・跡継ぎ・二代目社長が「自分のため」の会社改革を、「みんなのため」と偽っていることを無意識レベルで察知しているからなのかもしれません。
こういう時の処方箋は、一番いいのは、本当に会社のためのことを考えたらどうするか。
自分の手柄でなくてもいい、という割り切りをしてみること。
そこまで割り切れないならむしろ、「会社のため」といわず、「自分のため」と言ってみるのも手かもしれません。劇薬になる可能性はありますが、本音を隠しながらやっているよりもいいかもしれません。
我を捨てると、応援者が現れることもあるんじゃないかと思います。
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