家業の後継者は胸の内を語ると楽になる

私のブログを読んで、涙した。
そんなご感想を良くいただきます。いい年した大人が、多かがブログで涙する。いったい何が起こっているのでしょうか。

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家業の後継者に理解者はいない!?

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孤独と闘う跡継ぎの事業承継

ある会合で、私が「後継者向けのブログをやってるんです」とご紹介すると、割とよくある反応は「後継者の方ってめぐまれてるのに悩みがあるんですか?」的なものです。
世間的には、同族企業の後継者って、恵まれた環境なんですね。
まあたしかしそういう一面もないとは言いませんけど、たぶんこれをお読みの方々の多くは「そんなことない」と心で否定されているかもしれませんね。

会社の中で自分の力を発揮したいと思っても、必ずと言って親と衝突するし、社員だって自分より親の意見を優先する。会社の将来を託されてるはずなのに、会社の未来を自分なりに作ろうとするとダメ出しされる。そんな状況について誰かに相談しようとしても、結局は「先代のいうことをよく聞くように」なんていう風に諭される。社外で知り合った人たちに相談しても、みなピンとこないし、ベテラン経営者に至っては訳知り顔で説教を始めたりする人もいる。

後継者・跡継ぎの何がツラいって、協力者はもとより、理解者がほとんどいないということではないでしょうか。

理解してもらえることの安堵

こういった思いは人に語ることもなく、また誰かが同じような思いを語ることもありません。だから、自分だけの悩みと、そのことを胸に秘めて日々何もなかったかのようにふるまおうとします。目の前には親子の確執があるのに、それを見て見ぬふりをする。なかなかつらい日々ですね。

そんな人がもう耐えかねた時点で、こんな風に思うのでしょう。もう親の会社、辞めたいなぁ。そしてそれっぽいキーワードをネットで検索します。親の会社を辞める方法とか、親の会社、辞めたいとか、家業、継ぎたくないとか。その結果たまたまこのブログを見つけ何気に読み始める。するとどうやら、今そんな悩みを持たれている方のリアルな現実がつづられている。そしてこんな感想を良くいただきます。「自分だけじゃなかったんだ」「自分のことを分かってくれる人がいるんだ」と。どことなく安心を感じるのでしょうね。時にはいてもたってもいられず、メールを頂いたり、電話番号を調べて書けて来てくださったり。実際にそんなことがおこるのです。

「話す」ことの効能

Gabriel DotiによるPixabayからの画像

解決策より話したい

なぜか私は子どものころからよく、他人から相談を受けることがありました。人間関係やら、恋の話やら、進路の話やら。
その時に感じたのですが、相談者というのはほとんどの場合、解決策の提示を求めていません。その段階より前の段階で、まずは自分の話を聴いてほしいのです。だから、相談されて自分なりの解決策を提案しますがそれを実行する人はごく一部の人で、ほとんどの場合、ひとまず話を聴いてもらえた時点で安心します。

実際のところは、そこから行動を変えなければ同じ問題に振り回されることにはなるとは思いますが、この時点ではまだその覚悟はできていないんですね。だからまずは自分の想いを人に聞いてもらいたい。いきなり否定されるとか、いきなり上から目線のアドバイスをしてほしいとかいうことではなく、まずは聞いてほしいのです。なぜかというと、今まで誰にも話すことができず、今まで自分が誰にも受け入れられなかったような気持ちになっていたからです。後継者はとかく孤独になりがちなのです。

しかも、内容は非常にセンシティブで、親子の関係ですからなかなか他人には言えないし、会社の経営とも連動する話なのであまり誰にでも話せることではない。そんな思いがあるのでしょうね。

だから、私はたいてい後継者と会うとこんな風に話し始めます。「大変ですね」と。すると彼らは堰を切ったように後継者・跡継ぎという立場における悩みを吐露するのです。

次の原動力を得る

面白いことに、自分の話をして、聴いてもらえた、と感じると人は一定の満足感を感じるようです。そしてそこには自分だけではなく、同じ境遇で悩む人たちがいて、彼らもまた一進一退を続けながら頑張っている様子を見かけると、なんだか自分の活力にもなります。だから、気分がひどく落ち込んだり、強烈に逃げ出したくなった時には、まずその思いを口にする、ということがとても大事です。例えばそれは、ある心理学者によると紙やブログに書きつけるだけでもいいと言います。思っていることをただ書く。それだけで心が落ち着くと言います。誰に伝えられなくても、書いて書きながら見ることで少なくとも自分が自分の気持ちを受け止める、ということになっているのかもしれません。

それをひとりでやるのもいいのですが、できればそういったことを語り合ったりする場があるとベターだと私は考えています。自分だけではない同じ境遇を持つ人たちがあつまり、悩みを吐露しあう中でなんとなく冷静に自分の精神的な成熟度を実感することもあるようです。自分が言っていたことを他人が言っているのを見て、なんだか子供っぽいなとおもったり、逆になんかすごく先を行っているな、と感じたり。そうやって、単に自分の想いを吐き出すだけでなく、どこか冷静に自分を見つめる機会にもなるようです。

ただ初めから底を目指すというよりは、まずは嫌なことを吐き出して、また明日から頑張れる状態を作るということから始めるのがいいのかもしれません。

日本の未来は後継者・跡継ぎにかかっている!?

Capri23autoによるPixabayからの画像

日本経済における中小企業のインパクト

少し古い資料で恐縮ですが、中小企業白書(2011年)によると、中小企業は企業数の99.7%、従業者数の約7割、製造業付加価値の約5割を占めていると言います。日本経済を下支えしているのがまさに中小企業です。これらの中小企業が強く発展することは、日本の発展につながると言っても過言ではないでしょう。その未来を担う後継者・跡継ぎですから、言ってみれば日本の宝です。そんな人たちが今はまだ、個々で頑張っている状況ですが、こういった人たちがともに励ましあい、力をつけていく、あるいは緩やかでも関係を保ちながらビジネス上のイノベーションを共に行っていくコミュニティが出来たら、面白いと思いませんか?
そんな思いを持って作ったのが、後継者ONLINE倶楽部です。

基本的にFacebookグループを拠点としたコミュニティですが、時々、リアルイベントなども企画しています。たいていみなさん、はじめは現状に対する悩みをお話しされてますが、お互いがそういった悩みを共有することで、そこそこ親しくもなりやすいようで個別の交流も生まれているように思います。

燃費を良くするために道を変えるわけにはいかない

ところで、私自身そうだったのですが、自分は正しくて親や周囲の人間は間違いである、という強い思いを持っていました。自分が会社の未来を担うのだから、周囲は自分に合わせるべきだ、と。この思いは強く自分の頭の中にこびりついていたのですが、そう思い続けていると環境はどんどん悪化します。なにしろ、親が悪いんだから、親を変えようとばかりします。当然親はその空気を感じ取ると無意識に抵抗するのではないかと思います。そこでふと思ったのは、自分がたとえばトヨタのプリウスだったとしましょう。燃費自慢のプリウスですが、そのパフォーマンスを最大化するために、道路を抵抗の低い素材に変えるとか、信号をなくすとか、そんな事を考える人はたぶん誰一人いないと思います。普通考えるのは、環境を変えるのではなく車その物を改良するとか、運転方法を改めるということだと思います。親子の事業承継もたぶん同じじゃないかと思うのです。親や社員といった「環境」を変える事ばかりに一生懸命になって、自分を変えることについてはちょっと盲点になっているんじゃないかと思います。

その自分を変えるというのは、外に対する活動のことというより、内面部分。起こることをどうとらえるかがとても大事です。
そのことについて、私のセミナーや後継者ONLINE倶楽部にご参加いただくことで変化した方もいらっしゃるようで、とてもうれしく思います。
ときおり愚痴も出るけど、基本的には人としての成長をしていく会として続けていきたいと思っています。

もし関心がある方は、ぜひ覗いてみてください。

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後継者としての生き方に迷ったら、同じ境遇の仲間と意見交換しませんか。
もしかしたら、未来の仲間やメンターとであえるかも・・・?
よかったら、後継者専用オンラインコミュニティにお越しくださいませ。
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