私たちは、自分自身に様々な問いかけをしています。
たとえば、親子の関係がうまくいかないとき、
・なんで親は自分が好きなようにさせてくれないのだろうか?
・なぜ親はすぐ手や口を出すのだろうか?
・なぜ親は自分のことを分かってくれないのだろうか?
といった問いかけを無意識にしているかもしれません。
しかし、このような問いでは物事がうまくいくような回答は得られません。
おそらく脳は、質問に即した回答を提示しているのに、私たちが求める答えではないからそれを無視してしまうのです。
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「なぜ親は自分の好きにさせてくれないのか?」という質問の答えは、たとえば
「親には親なりの考えがあるから」となるのでしょう。
得たい答えは、「自分が好きにやる方法」のはずなのに、なぜ好きにさせてくれないのか?という質問では出てくるはずもありません。
つまり、私たちは、多くの場合自分に問いかける質問が間違っているのです。
かのアインシュタインはこのような言葉を残したそうな。
「もし自分が死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに
1時間あるとしたら、最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう」
それぐらい質問というものは大事なものだといわれています。
たとえば、私たちの脳は質問を与えると、その答えを自動的に探し続けるといわれています。
実は脳というのは結構怠け者で、できる限り新しいことをしようとしないものなのですが、意識的に方向性(この場合は特定の質問の答えを探す)を与えられて初めてその検索を行います。
ただ、「なぜ親は自分の自由にやらせてくれないのか」なんていう質問をしていると、「親には親の考えがある」というところを深堀するために、求める答えが得られないのです。
では、適切な質問というのはどんなものでしょうか。
私なりに考える、良い質問のコツをここでまとめてみたいと思います。
まず一つ目は、具体的であるということ。
たとえば、「会社の業績を良くしたいけど、その方法は?」という質問だと、ぼんやりしすぎです。きっと、「それは営業の方法を変えること」なんていう感じに堪えもボヤっとした感じになると思います。
言い換えるなら、「営業の方法を変えることで業績を上げようと思うけど、その具体的方法は?」みたいな感じにするといいかもしれません。すると、営業スキルややり方に関する情報が目に留まりやすくなるので、すぐにとは言いませんが、いずれその方法が見つかる可能性があると思います。
二つ目は、問題を深堀することです。
さっきの営業の話でもそうですが、具体的な質問をする前に、問題をそれなりに深堀していないと、商品そのものの問題なのか、営業のやり方の問題なのか、はたまた営業という方法が適切なのかという様々な項目が出てくるものです。せめてそういった項目を網羅するくらいには意識的に考えておかないと、良い質問というのは作りにくいと思います。
もちろん、問題を細分化するための質問もありだと思います。会社の業績をよくするためには、どういった項目を見直すべきか?という質問からスタートするのもありかもしれません。
三つめは、答えを柔軟に受け取る姿勢です。
案外、画期的なアイデアほど「クズ情報」として検討もなされず捨てられることが多いものです。自分の理解の外にあることが浮かんだ場合、検討もせずに「それは無理でしょう」なんて捨ててしまうのです。こういったことをすぐに捨ててしまうのではなくて、「うまくできるとすれば、どうやればいいだろうか?」という問いかけを行い、脳内シミュレーションを行ってみるということが大事なのではないかと思います。もちろん、使い物にならないアイデアもあるのですが、そこは脳内の連想ゲームの過程として受け止めるのがいいのではないかと思います。
私なりに気を付けている点なので、皆さんもやりながらコツをつかんでいくことをお勧めします。
これからは、「なんでこうなんだよ」みたいな、愚痴の一環の質問はやめて、ちゃんと自分の行動につながる回答が得られる質問をたくさん自分にしてみてください。きっと様々なことが変わってくると思います。
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