二代目経営者・後継者は一人で悩んではいけない!?

二代目経営者・後継者の方たちの話を伺うと、とても深い悩みを持っています。
先代である親との意見も折り合わず、社員も思うようについてこない。
周囲の人間も自分のことを尊重せず、社内を制御しようとしてもうまくいかない。

こういったことを二代目経営者・後継者は誰にも相談できなかったりします。
そして孤独の中で苦しみます。
ましてやコロナ禍。
会社が思うように前に進まない中で、もっとも避けたいことが一人で悩むことではないでしょうか。

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二代目経営者・後継者はすべて一人で解決すべきと思っていませんか?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

相談できない二代目経営者・後継者

ときどき、全国の二代目経営者・後継者から、メッセージやメールをいただくことがあります。
本やブログを読んでくださって、感想とも、身の上話ともとれるお便りをいただきます。
内容は、親子関係に悩んでいるというのが大半です。

こういった人たちが普段「私、悩んでいるんです」という顔をしているかというと実はそうでもありません。
SNSなどを見ても、その後直接話す機会があってもそうなのですが、対外的には「自分は自信をもって、元気に二代目経営者・後継者の役割を果たそうと頑張っている」という風にふるまっていることがほとんどです。
だから、周囲の友達は、彼が会社のことで深刻な悩みを持っているとは、なかなか気づけないんじゃないかと思います。

表面的にはめちゃ強いって人も結構多いです。
けど、キッカケがあると、だーっと親との確執についてを話し始めたりします。
なぜ日頃は悩んでいることをおくびにも見せないのかというと、その悩みが理解されない、という風に思っていたり、そういった悩みを吐露することが弱みを見せるようで恥ずかしいといった理由があるのではないかと思います。

責任感の強い二代目経営者・後継者は一人で解決しようとする

私自身そうなのですが、二代目経営者・後継者の多くは、何か困ったことがあった時、誰かに相談するとか、頼るとかいったこと、あまりしないタイプではありませんか?
そもそも人に相談する、人に頼るという選択肢が、頭の中に浮かばないんだと思います。
たまたま先日伺ったある起業家の方はこんなことを教えて下さいました。

会社がうまくいかず、資金ショートに陥りかけたとき、思い切って従業員にその状況をすべて開示したそうです。
自分の舵取りのミスで、会社にお金がないから給料が払えないかもしれない、と具体的数字を公表しました。
もちろんそれを見て、会社を去る社員もいたそうですが、ほとんどの社員は会社にとどまり、どうすれば給与を確保できるかを話し合い始めたそうです。
とにかくこの支払いをひとまず何とかして、これだけ売上を回収したら、今月は半分くらいの給与は取れるかもしれない。
この流れで来月の売上をここまでもっていけば、何とか給与を含めた経費は確保できそうだ。

今まで社長が全て抱え込んで、一人で頭を悩ませていた問題が、社員を頼ったことがきっかけで一気に解決の方向へ向かいました。
莫大な借入金はわずか3年で返済。
会社は正常化したといいます。

もちろん、すべての会社で同じことが起こるとは言いませんが、悩みを共有したことで、社員一人一人が自発的に動き出した好例だと思います。

どうしても、起業家である子の方はもちろん、二代目経営者・後継者は責任感が強く、自分で何とかしなければ、と問題を抱え込みがちです。
しかし一人でできることは限界があります。
つまりあえて上手くいきにくい方法を選択して、私たちは悩みを自分のなかでしょうかしようとしてはいないでしょうか。

一人で悩むことの弊害

Tasos LekkasによるPixabayからの画像

視野が狭くなる

物事に対して一人で悩み始めると、持続的なストレスにさらされることになります。
ストレスはだんだんと脳の一部を機能停止させ、「闘争か、逃走か」という状況を創り出すようです。
つまり、脳内が非常事態宣言状態になるわけです。

そうなると、視野が狭くなり、一部のネガティブ情報にすごく敏感になります。
結果、その環境であったり、その場にいる人が敵のように見えて、まったく安心できない状態になります。

二代目経営者・後継者の人たちにおいては、会社の中にいて孤独を感じるという感想もよく耳にします。

この状態だと、普通なら考えつくような「プランB」に思いが至ることもないくらいの視野狭窄に陥ることが多いと思います。
しかも、周囲はみんな敵、という妄想のようなものに取りつかれたようになり、だんだんと気持ちが沈んでいきます。

私自身そのような時期がありました。
この時はストレスで夜寝ているあいだの歯ぎしりがひどく、歯が割れてしまうくらいの状況でした。
視野が狭くなっているため、打開策の妙案は浮かぶはずもなく、誰かと闘い(多くの場合は親である先代。時々自分の意向に沿わない社員だったりもします)排除しようとするか、自分が今の立場から逃げ出すか、という二択になってしまいがち。

多くの二代目経営者・後継者は「親の会社を辞めたい」というわけですが、彼らの状態もまたそんな状況に陥っている可能性があるのではないでしょうか。

気持ちや発想の切り替えが難しい

視野が狭くなり、特定の考えにとらわれがちになるという前提をお話ししました。

普通なら、それがうまくいかなければ別の方法を試すとか、
ちょっと空気を換えて違った角度から物誤をを見てみるとか、
そんな気分転換を行うわけですが、一人で悩んでいるとなかなかそういった方向にはいけないようです。
特に、「会社」という場であったり、「親である先代」という特定の場所やキーワードにアンカリングされていて、その場や情報に接した瞬間緊張状態に陥るという事もあるようです。
だから、いつも通り毎朝会社に行くようなシチュエーションでは、よっぽどうまい偶然がないと、気持ちの切り替えがしにくくなります。

ここまで来ると、会社に行くことさえ億劫になってくるのではないかと思います。

安心・安全な場所

Terri CnuddeによるPixabayからの画像

逃げ場があるから冒険できる

小さな子供のことを考えてみるとよくわかるのですが、子供は「常に親が自分の見方をしてくれる」という状況があるとき、積極的に社会とかかわることができると聞きます。
家に帰れば、親の元に帰れば安全である、という状況が外での冒険を可能にするようです。

私たち二代目経営者・後継者は、自分にとって安全な場所というのがない場合が多いようです。
会社に行けば、社員との問題、先代との問題がある。
家に帰っても、親の干渉がある。
当然会社から出れば、社外の人との関係には常に注意を払う必要があります。

本来の自分をさらけ出して、リラックスする場所がないんですね。

余談ですが、スターバックスが「ザ・サード・プレイス」という家でも職場でもない、第三の場所をつくる、というコンセプトで成功したことはよく知られていると思います。
自分が自分でいられる場所を提供したことで、成功したようです。

二代目経営者・後継者は、この、自分が自分でいられる場所がなかなかないのです。

心理的な危険、身体的な危険

また現在のようなコロナ禍においては、精神的な危険のみならず、身体的な危険がそこら中に蔓延しています。
そういった危険を遠ざけようと、心の非常警報は四六時中なり続けている状態だと思います。
そう言った武装を解除する場所、できれば確保しておきたいところです。

リラックスし、自分をさらけ出すことができる場所をえられれば、私たちは少し脳内の緊急事態宣言を解除し、少し幅広い視野を取り戻し、今までとは違う解決策や今までとは違う視点を持てるようになります。

だからというわけではないのですが例えば、青年会議所(JC)や、中小企業家同友会、ロータリークラブやライオンズクラブ、その他さまざまな異業種交流団体や同業者団体にどっぷりつかり、会社に戻ってこない(もちろん比喩です)二代目経営者・後継者も結構いらっしゃると思います。会社にはいかず、そういった活動には熱心。それ自体は悪いことではないと思いますが、もし会社よりそちらの方が居心地がいいからそちらに行くというのであれば、少し再考したほうがいいかもしれません。戻れなくなってしまいますからね・・・。

後継者向けコミュニティ

私は自分が過去、孤独を強く感じた経験があります。
親ともうまくいかず、従業員からは総すかん。
仕事もうまくいかず、30歳代前半で一気に白髪になってしまいました。(これはそういう体質なだけかもしれませんが)

そんな状況から抜け出したいともがき続けたわけですが、20年前の私はこんなものを求めていたのかもしれない、というのが後継者向けのコミュニティです。
それをオンライン上に作らせていただいております。

もしよろしければ、お仲間になっていただけませんか。

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後継者としての生き方に迷ったら、同じ境遇の仲間と意見交換しませんか。
まずは自分にとっての安全な場所を確保しましょう。

もしかしたら、未来の仲間やメンターとであえるかも・・・?
個別のご相談なども受けております。
よかったら、後継者専用オンラインコミュニティにお越しくださいませ。
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