後継者

後継者が日々に変化を起こす方法

なんだかうまく表現できないけど、今の状態に満足できない。
自分にはもっともっと、「これだ!」と目が覚めるような使命のようなものがあるはず。
今の状況に、どうしようもない不満を抱えているわけではないけど、何かが足りないような気がする。
仕事に今一つ思い入れを感じられないのは、きっと自分が持つ使命のようなものとズレているからなのかもしれない。
そんな風に思っているとしたら、試してみたいことがあります。

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人が変わる3つの方法

evondueによるPixabayからの画像

あまりに有名な言葉

人が変わるということを考えたときに、たぶん日本人ならこの言葉が思い浮かぶのではないかと思います。

『人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を考える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは
「決意を新たにする」ことだ』
(『大前研一洞察力の原点』)

日本を代表する経営コンサルタントである、大前研一さんの言葉です。
なるほど、たしかにそうかもしれない、と思える内容です。

なぜ、「決意を新たにする」ことに意味がないのか?

これはいろいろ考え方もあろうかと思うのですが、私が感じている実感としては、
「たとえ小さくとも行動しなければ意味がない」
ということを言いたいのではないかと思っています。

決意があろうとなかろうと、動けば状況は変わり、状況が変われば自分も変わる。
決意があっても、動かなければ状況も変わらず、自分もいつしかその決意は冷めてしまうということではないかと思うのです。

私が信じている「自分を変える方法3選」

BessiによるPixabayからの画像

自分を変える方法①目の前のことに集中する

なんだそれ、と思われそうですが、ぜひ試してほしいことが「目の前のことに集中する」ということです。
実は私たちは例えば、目の前の仕事や、目の前の人とのコミュニケーション、目の前で起こったことを見ながら、実は他のことを考えていることはけっこうあるんじゃないでしょうか。
例えば何か単純作業をしていて、「こんなことやっていて意味があるのか?」とか、「これって無駄じゃないかな」とか、「これをやり続けても結局大した儲けにもならないんじゃないか」とか、思考はあちこちにさまよいます。そうやってさまよう自分を見つけたら、「おっと、今目の前のことに集中しよう」と自分を再度目の前のことだけを考えるよう仕向けます。

私たちは、小さなころから「先のことを考えて事前に対処する」ことを訓練されていたりしますので、実は目の前のことに集中していないことがけっこう多いのです。私の場合で言うと、たとえば大量のメールを読んでるつもりですが、心の中で「はよ、全部読まないと」なんて気分的にせかれているようになって、結局読んだつもりが読めてない、内容が頭に入っていないことがしばしばでした。
これをとにかく目の前のことに集中するように仕向けます。

ビジネスに「目の前のことに集中する」ということに不都合を感じるシーンはあるかもしれませんが、はじめは一日のうち例えば「この仕事をしてる間だけは目の前の仕事に集中しよう」という区切りをつけてもいいと思います。徐々に、「目の前のことに集中する」時間を増やしていけばいいと思います。

すると何が起こるかというと、今まで見えなかったものが見えるようになってきます。今まで斜め読みしてきた本やメール。今まで、うわべの話だけを聞いていた社員や、先代との関係。その他さまざまな気づきがあると思います。その気づきは恐らく、今までの自分が見落としてきたこと。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、その気づきは時として、世界のイメージを一変させるものになることもあるのではないかと思います。

自分を変える方法②自分のキャラじゃないことをやってみる

たとえば、いつもダラダラしていてきびきびした挨拶をしないタイプの人だったとします。今までだってそういうのがキライで、体育会系のやつらを見るとちょっとムカッと来る。あなたがそんな人だったとしたら、逆に自分が体育会系なふるまいをしてみましょう。

たぶん、すごく大きな葛藤があると思います。「いや、オレ、そんなキャラじゃないし」となりますよね。けどその葛藤というのはまさに、「自分はこういう人間である」という思い込みでもあり、そう思い込むことで今まで自分を守ってきたという背景があることが多いと思います。だから、日頃の自分のキャラでない自分を演じてみるというのは、とても大きな変化のきっかけになるはずです。

とくに、後継者・跡継ぎといった立場にある方は、それなりに仕事ができて、キッチリしていて、そつがない印象を与える人が多いです。
しかし、それが本質的なものかどうかは別で、本当はちょっとおっちょこちょいな人が「出来る人」を演じるというのはけっこうエネルギーを消費するものです。そういう人がむしろ「おっちょこちょいだけど、独特の勢いや魅力を持った人」というキャラ変がおこると、とても大きな成果を残すことがあると思います。

葛藤を乗り越える必要があるので、本人的にはやってみるまでは結構なストレスを感じますが、やってみるとむしろ心地よい、というケースはけっこうあります。
そうやって、本来の自分が隠し持っているキャラを表出させると、そこから人生が大きく変わることがあるのではないでしょうか。

自分を変える方法③いつもと違う選択をする

さすがに②のような「キャラ変」を起こすほどのチャレンジをする勇気がない、踏ん切りがつかない、という間はこんなことを意識してみればいいと思います。それは日々、ほとんど無意識でやっていることを意識していつもと違う選択をしてみる、ということです。

そもそも人間の脳は、できるだけ働かないように省エネ運転をするようにできているようです。
だから大抵の日々の選択は、自動装置のように無意識に選んでいます。
たぶん今朝、歯磨きをした際、「この歯から順番に磨いて、ここを重点的にやって・・・」なんて言う風には考えなかったと思います。それは、脳が自動化していて、考えなくとも「いつも通り」やるようなプログラムが起動しているからです。車の運転だって、いつも通る道だと、時折後から振り返って「どこをどうやってここまで来たっけ?」と記憶があいまいな事だってあると思います。

脳は、いつもと同じことを同じようにやる仕組みがあって、同じことを同じようにやれば、まあ普通結果は同じような結果が得られます。
つまり、好むと好まざるとにかかわらず、いつも同じ結果を受け取るわけです。

それを変えたいと考えたなら、単純に行動の選択を変えれば、少なくともいつもと違う結果がフィードバックされるはずです。
歯磨きを、意識していつもとは反対側の歯から磨いてみる。
朝食の際の飲み物をコーヒーだったものを水に変えてみる。
いつもと同じ道で通勤するのではなく、違う道を通ってみる。
そうやっていろんなことを意識していると、今までどれほど根拠のない形で、無意識の決断をしてきたかに気付くはずです。

この決断を小さなものから徐々に大きなものへと、「いつもと違う決定を下す」という方向に変えてみます。
数か月たてば、きっと見える世界は一変している可能性が高いと思います。

大事なのは小さな行動を重ねていくこと

生き方や、自分の在り方、人生を変えたいと思ったとき、人は大きな成果を望んで大きな変化を興そうとすることがけっこう多いと思います。その気持ちはとてもよくわかるのですが、大きな変化を起こすにはそれだけ大きなエネルギーが必要になります。そのエネルギーを今持っている状況ならそれもアリでしょうが、大抵は、決意を新たにして何も行動しないことが多いように思います。私自身がそういうことを何度も経験してきました。

繰り返しますが、行動を変えなければ、自分も人生も変わることはたぶんあり得ないと思います。

であれば、比較的抵抗が低い、小さな変化を起こしてみる。
そして、それを日々積み重ねていくことが大事なのではないかと思います。
決意は新たにしなくても大丈夫です。
小さな行動をほんの少しずつ変えていけばOKなのです。

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