後継者

好き嫌いで判断してはいけないのか?

ある時期を境に、当社の採用基準を変えました。
好きか、嫌いか、です(笑)

100人の会社ならさすがにそう言うわけにもいかないでしょうが、
小さな会社なら、それが一番だと思います。

 

——————————————

■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

 

私の父は、社員を採用する際、「経験」を重視しました。
同種の仕事の経験者なら、教育の手間がかからないから良い。
きっとそう考えたのだと思います。

起業間もない会社であれば、やっぱり即戦力が大事ですね。
教育とかしてる暇はありませんから。
しかし、5年、10年と続く会社なら、そろそろ社内で教育することの重要性は考えないといけません。
別にしっかりとしたカリキュラムがあるかどうかは別として、自分の会社で育てるという感覚、大事だと思います。

当社においては、なんとなく「経験」ばかりを重視して何年もやってきてました。
経験第一、人間性第二。

それで、いつも社員は5年くらいでやめていきました。

そこで私の代になって、思い切って採用基準を変えました。
好きか、嫌いか、です。
実はこれ、けっこう具合がいいのです。
好きな人しか社内にいなければ、失敗にも寛容になれます。

経験者であるアドバンテージは、せいぜい2年だと私は見積もっています。
仮に5年務めるとしても、残り3年はそのアドバンテージがなくなり、人間的に微妙な人とつきあうのもきつい話です。

 

正直私も、こんな話をすると「仕事のことを好き嫌いで決めるなんて・・・」とずいぶん呆れられました。
しかし、これ、モチベーションにかなり大きな影響を及ぼします。
もう少し突っ込んで離すなら、社風とか、いろんなところで違いが出てきます。

そもそも、経験者の力量なんて、わずかな面接ではわかりません。
昔よくあったのは、「エクセル使える?」と聞いて、「はい、使えます」というからやってもらったら「どこが使えるねん!」ということもありました。
ワードは使えるけど、ビジネス文書がまともに作れない人もいました。

好きな相手なら、教える気にもなるじゃないですか(笑)

 

だから、特に小さな組織では、好き嫌い、って大事だと思います。
人が集まる以上、それがけっこう大きなウェイトです。

 

仕事の選び方、顧客の選び方もまた、好き嫌い、言ってもいいんじゃないかと思います。
誰にでもいい顔なんてできませんからね。

 

 ——————————————

■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

関連記事

  1. 心のコンパス

  2. 「家業に魅力を感じない」後継者にお伝えしたいこと

  3. 跡継ぎ・後継者が視野を広げる方法

  4. 後継者にとって古いものを捨てること

  5. 後継者が組織の運営の中で気を付けるべき事 ~現場と役員が分断された時に…

  6. 後継者が社内の主導権を握る方法

  7. 後継者が親の会社を継ぐことに悩んだとき絶対に読むべき本 5選 

  8. 後継者が「経営」を学ぶ必要性を感じる時、何が起こっているのか?