数年でグローバル企業を作る起業家と後継者の間にあるもの

「30歳代でホームレス。そんな私が6年後には会社を上場させ、8年後には億万長者」
たまたまそんな人のプロフィールを目にする機会がありました。

眉唾じゃないの、という方もいらっしゃると思いますが意外と私は信じてしまう方。
実際に私の周囲でも、2~3年の間に華麗な転身をはかる人を見てきています。
小さな地方の企業が、わずか数年で海外に拠点をいくつか持つ姿を。

なのに自分は、親の会社1つ継ぐのに右往左往しているとしたら、
そのギャップは、どこにあるのでしょうか。

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今やすごく有名な著者のブログを数年さかのぼってみると、驚くべきことに気付きます。
その方は、ほんの2年前はまだ無名の人でした。
でっかい夢を叶えてやる!みたいな掛け声ばかりのブログです。
そのかたの2年後、今や押しも押されぬその業界の大家です。

ある経営者は、数年前までは地方の一事業者に過ぎませんでした。
しかし、冒頭にあるように、今やその会社はグローバルカンパニー。

 

これらはうまく言ったケースなのかもしれませんが、たった数年で目覚ましい成果を挙げている人がいる一方で、自分はいったい・・・
そんな思いを持つ後継者の方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
ええ、私もそのひとりです。

ふと考えたのは、自分には足かせがあるからじゃないか、と。
親から引き継いだ会社、という前提があって、そういう狭い可能性の中でいろんなことをやっていかなきゃいけない。
しかも、社内には敵だらけ。
だからうまくいかないんじゃないの?
ゼロから会社を立ち上げて大きくするのも大変だけど、ごちゃごちゃと面倒な調整をして、過去のしがらみの中でやるのも大変なんだよ、と。

そうやって自分を慰めてた時期もありました(苦笑)

 

しかし、そういった人たちを観察していると、こんな特徴があるように感じました。

『思いついたことは何でもやる(けど自分ではやらない)』

一気に会社を大きくする人の特徴は、思いついたことは何でもやる人が多いと思います。
しかし、自分ではやらないのです。
人に任せてしまう。
もちろん、方向付けや、基本的な部分は自分でやる方も多いのですが、早い段階で誰かに任せてしまっている人が多いように感じます。
これをいつまでも自分でやり続けていると、やはり限界が出てしまいますし、中途半端で終わりがち。

そういう意味では、人を惹きつけるのが上手いのかもしれません。

もう一つ言えるのは、あまり細かいこだわりを持たないようです。
「こうあるべき」という考えにとらわれず、「うまくいく方法でやる」という柔軟さを持っているのではないか、と。

 

一方、後継者という立場にいると、なにかと制約の中に埋もれてしまいがち。
親の会社を、親の会社らしく保たなければならないとか、
そもそも親から引き継いだ会社は、〇〇な会社という固定観念で見てしまうとか、
今までの伝統を守らなければならないとか。

元法政大学大学院教授の久保田章市氏は、後継者の役割を次の三つとしています。

  1. 会社を潰さないこと
  2. 社員の力を結集させること
  3. 経営革新を行うこと

これが正しいとすれば、古い会社に迎合することに意味があるとは思えません。

 

しかし会社を違う方向に動かすことに抵抗するのは人です。
古くからの社員や、親。
とすれば、人を動かす方法をしれば、後継者の役割のかなりの部分はカバーできそうです。

たとえば、売り上げ目標を、対前年比10%アップするという思考で考えると、今まで通りのやり方をもっと頑張れ、という話になります。
きっと私たち後継者の目に見えている目標はそんな感じだと思います。
一方で、目標を200%とか500%に設定すると、やり方を変えなければならなくなります。
数年でグローバル企業を作った人の視点はきっとそこにあるのでしょう。
しかし後継者もまた、そういう視点をもてば可能性がないとは言い切れないのではないでしょうか。

少なくとも、リソースはそこそこ持っているし、とりあえずの売り上げはすでにあるのですから、環境は悪くない。

つまり、後継者があこがれている世界に行きつくことができないとすれば、できる人との間に足りないものが二つあるように感じます。
それは、大きなビジョンと、人を動かす力。
この二つを使いこなすことができれば、会社は次の成長カーブを描くことができるのではないでしょうか。

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