田村の頭の中

【ご報告】本の出版が決まりました!

この度、出版契約を交わしました。
これで、よほどのことがない限りは、私の書いた本が世に出回ることになります。
その過程と、この出版の目的を少しお話ししたいと思います。

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私が、商業出版(自費出版とかではなくて書店に出回る本)を意識し始めたのは、ブログを始めたころにさかのぼります。
今見ていただいているブログの前からやっているものもあり、だいたいブログ歴15年くらいにはなります。
もともと文章を書くことが好きでもなければ、得意でもありませんでした。
とはいえ、「やりたがり」な一面を持っているので、子どものころから、マンガを読めば漫画を描きたくなるし、音楽を聴けば演奏したり作曲したくなります。
だから当然、本も小説であれ、ビジネス書であれ、読んだら書きたくなる(笑)

仕事を始めてからそこそこ本を読んできたので、いつかは「読む人」から「書く人」になりたいとぼんやりとは思っていました。

 

ただ、当初の希望は、ぼんやりしたものでした。
作品ができて、発表できる場があればいい、それだけの思いです。
またそんなことができるとも思っていないので、まあ淡い憧れと言ったところでしょうか。

しかし、出版への思いが強くなり始めたのは、このブログを始めたころです。
親子経営の後継者のための情報を、と思って開設したブログですが、アクセスは頭打ち。
狙ったキーワードではけっこう上位表示されるのですが、思った以上にアクセスが増えないのです。
実際に相談に来られる方とお話をしていると、結構つらい境遇にいても、それを解決する方法を探そう、と考える人は少数派。
今ある状況に、ただただ一人で悩んでいる人が多いようです。
たまたまこのブログに巡り合った、という人もこういったブログを探すつもりではなかった方が多いようです。

 

そんな折、あるオンラインメディアからお話が来ました。
「このブログの記事を一部書き直して、自分たちのメディアに掲載できないか?」
そんなお話でした。
私は二つ返事でOKし、このメディアを通じてYahooにも記事が掲載されるといいます。
より一般に普及したメディアに掲載されることで、多くの人の目に触れることを期待しました。
そして上手くいけば、出版社の眼にもとまるかも・・・なんていう淡い期待も抱いていたのは今だから言える話。

しかし残念ながらその話は、2つの記事の提供で終了。
説明によると、編集方針の変更があったそうです。

この辺りで、本格的に出版への働き掛けを始めないといけないなぁ、ということに。

しかし、まあそんな人脈もありませんし、どうすればいいのかもわかりません。
ある方は、出版プロデューサーと呼ばれる方を紹介してくださいました。
けど結局その方にはお願いしませんでした。
手っ取り早く物事を進めるにはいいのでしょうが、なんとなく気が進まないんです。
たぶん、そういった方にお金を払う踏ん切りがつかなかったんでしょうね。

そうこうしているうちに、ご縁を頂き、出版編集者の方と橋渡しをしてくださる方が労を執ってくださいました。
私の原稿をお送りしたところ、解決策の弱さと意外性のなさからインパクトに欠けるとのこと。
自分でもそのことは気になっていたので、痛いところを突かれた形でした。

 

そこから、もう一度、本質的な部分の学びを深めました。
また、出版企画書というのはざっくりした章立てを書いたりしますが、これだけを書き出しても自分でも今一つ納得感を感じられません。
ということで、とにもかくにも一冊の本が出せる程度の分量を、まずは書いてみよう、ということになりました。
まあ大変でしたが、4万字ほどの”習作”を書き上げました。

これをもって出版社をまわろうとか、最悪、電子書籍出版をやろうとか、そんなことを考えていました。

その”習作”えおどこかに公表したわけではないのですが、書き上げて間もなく、人のつながりをたどって出版社の副社長とお目にかかる機会を頂きました。
後の話はトントン拍子。
これまでのことがうそのように話は前に進みました。

さて、この本を通じて、私は何を行いたいかというと、事業承継のリフレーミングです。
今の事業承継の中心テーマは、過去の整理です。
蓄えた資産(人・モノ・金・技術やノウハウ)をどう残すか、と言ったところでしょう。
これはどうしても視点が、舞台を去る親世代からの物になりがちです。
それを、未来の計画への視点を追加する必要があるんじゃないかと思います。
その重要なキーを握るのが後継者。

がんじがらめになり、抑圧された後継者が、フラットな状況で物事をとらえられるようになり、
未来に向けてプラスの状態で踏み出せることがとても重要なことではないかと思っています。
そんな視点がもっと脚光を浴びるような状況を創り出す一冊になってほしいと願っています。

もちろん、あまりにニッチなテーマなので、出版社さんとの意向のずれが出る可能性もあります。
しかも、出しただけで読まれないほんなら意味はありません。
そんなこともありどこでバランスをとるかを探りながらとなるでしょうが、良いものをお届けできればと思っています。

 

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