先延ばしも、すぐやるのもOK 何より大事なのは・・・

会社の後継者として会社に入ると、いつも焦っている自分を感じることはないでしょうか?
早く一人前になれ、早く経営者としての学びを深めよ、早く、早く・・・。
何か追い詰められるかのような焦燥感の中で日々を過ごす。
しかし、誰かがせかしているわけではないのに、なぜかせかされているように感じる。

それは「世間の常識」がそうさせるのかもしれません。

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親子で経営している人にとって、常に頭に引っ掛かるものがあるものがあると思います。
それはやっぱり、早く後継者として自信をもって経営を行いたい、という気持ちが強いのではないでしょうか。
いつまでも今の状態でいるわけにはいかない、とか、
どうすれば経営者らしく振る舞えるのか、とか、
後継者としてしっかりしなきゃ、とか、
考えていることが多いのではないでしょうか。

私自身はまさにそうでした。
なにしろ、会社の中心的業務である「営業」というものに苦手意識を持っている前提があります。
早く今の状況、今の立場、今の自分から抜け出したい、と常々考えていました。
だから相当に焦っていたわけです。

ふとした時に考えることもありました。
親である社長がもし今死んだとしたらどうしよう。
会社の会計のことも、給与の支払いとか、決算の状況とか、
何にも知らないぞ、と。

そういう不安を持ち始めると、「早く教えてくれ」と親に詰め寄る。
親はまだ早いと制止する。
お前の目の前の仕事をちゃんとできるようになれ、と言われる。
けど、結局何十年いっしょに働いても、その手のことを教わった記憶はありません(苦笑)
これ、私だけではないようなので、どことも似たようなものなのでしょう。

 

話を戻しましょう。
後継者である私たちは「早く、早く」と気が急いてしまうわけです。
一方、自分でやらなきゃ、と思ったことはなかなか腰が上がらない。
石橋をたたいて壊す・・・なんてジョークもありますがそんな状態です。
そういう時に世間でいう「思い立ったらすぐ行動!」的なメッセージは相当なプレッシャーです。
それができない自分に、自己嫌悪。
ますます、自己肯定感は下がっていきます。

じゃあ実際、早くやればいいってものなのでしょうか?
私はそうとも言えるし、そうとも言えないこともあると思っています。
そもそも、「動き出せない」人の多くは完ぺき主義です。
完ぺき主義という言葉でピンとこない方は「失敗を嫌う」傾向がある、と言えばしっくりくるでしょうか。
失敗や、上手くいかないことを、人前でやりたくない人です。

こういう人は、やりたい!と思ったことも、一瞬にして心の中に反論が生まれてできなくなってしまいます。
だから、自分の頭の中に反論が出てくる前に動き出せ、というわけです。
けど、計画のない行動がうまくいく可能性は少ない。
私の知っている人の中に、何も考えず動く人がいますが、新しいことを初めるのは得意だけどそれ続けられない。
だから、成果が出ないって人はけっこういます。

そういう人は、慎重に「考える」時間が必要なのです。

一方で、日頃考えすぎる人は、考えて、考えて、考えた結果、当初の「やってみたい」という気持ちが消えがち。
こういう人は逆に、早くやったほうが行動量は増える可能性が高まりそうです。

 

世の中に出回る考え方は玉石混交。
「早くやれ」という意見が優勢かとは思いますが、中には
「すぐやらずに済むことは、やらずに済ませることができること」という考えもありますし、
すぐやった他人の様子を見てから動け、という人もいます。
実際に、いろいろ観察をしていると、ケース・バイ・ケースかな、と個人的には思います。

たいてい、メディアに取り上げられる考え方は極端です。
逆に言えば極端にエッジの聞いた意見しか、世の中には出回らない。
だから、これらを正しいか、誤りか、という議論そのものが無駄なのかもしれません。
私に言わせれば、どちらも正しい、と答えざるを得ません。

 

ただ、一つだけ、大事な評価軸があるのではないでしょうか。
それは少なくとも、「前に進んでいるか?」という問いにYESと答えられることが重要です。
「早くやれ」という口車に乗って、考える間もなく行動する人は、それが成果につながってるかを振り返ってみる。
「慎重に考えよう」という考えに依存している人は、それが成果につながっているかを振り返ってみる。
自分のとっている方針が、効果が出ていないとするなら、それを変えるべきなのかもしれません。

十把一絡げに良し悪しを判断できることなどありません。
あなたにとって必要な情報を、取捨選択することが大事なのではないでしょうか。

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田村の日常

昨日は、台風に翻弄されました。
21号では道路の信号機はおかしな方向を向き、道路標識は折れ曲がり、屋根が飛んだお宅がたくさんありました。
そんなこともあって、同程度の台風24号が日本を縦断するということで、とにかく停電対策を、と焦っていたのがこの土日。
近所のスーパーに行けば、カップ麺は底をつき、レジは30分も並んでいました。
考えることはみな同じなんですね。

しかも「台風のため品薄です」なんて言われると、今必要のない乾電池まで「買っておいたほうがいいかな・・・」とついつい手が出そうになります(笑)
とはいえ、今回は大阪は台風針路の西側ということもあり、21号ほどのひどさはなかったように思います。

ところで、私が子供のころ、台風は「来る、来る」と言われつつ、私の育った大阪で大きな被害が起こる事はほとんど記憶にありませんでした。
それが今年は、21号、24号、そして25号までくるかも?、と言われています。
その間に、地震もあったし・・・。
平成最後の夏は、災害とともに去っていきました。

こういった自然が織りなすエピソードのなかで、人の考えや、社会の在り方も変わっていくのかもしれません。

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