親子経営で後継者は先代への不満を口にすべきか?

親子経営では、子はいろんな想いを心に秘めています。
もちろん、親の立場の方も同様です。
さて、このことは口に出したほうが良いのでしょうか?
出さないほうが良いのでしょうか?

私が見た範囲では、
「それなりに言いたいことは言う」
という姿勢をとったほうが、その後うまくいっていることが多いように思います。

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さまざまな親子経営を見る中で、大きく分けて二つのタイプがあるように思います。
一つは思ったことを口にする後継者。
もう一つは、思ったことを口にしない後継者。
果たして、どちらが良いのでしょうか?

 

私のスタンスとしては、月並みな「親子の対話が大事」という浅い考えは危険だと考えています。
なぜなら、親子で対話しようとすれば、ケンカで終わることが火を見るより明らかであるからです。
このブログを継続して読んでいただいている方にはお分かりだと思います。
親子経営で争いが絶えないのは、単なる考え方の違いではありません。
双方の生存競争なわけです。

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だから、対話したからと言って和解できる話ではないと思っています。

 

実際には対話にさえならない事が多い親子経営なわけですが、じゃあ、まったく何の意見交換も行わず後継者は耐え忍ぶべきか?というとそれもまた違う。
タイミングや、場所は選びますが、自己主張は一定程度する必要がありそうです。
なぜかというと、けっこう大変な時期を経つつも、それなりに自分なりの経営をし始めている後継者の多くが、
「一時は相当な先代とのバトルを行った」
といっています。

考えてみれば私もそうでした。
最も激しく父とやりあった時期があって、その後に吹っ切れた部分があるのは事実です。

といっても、話し合いで先代が私の話に納得したわけでもなければ、従ってくれたわけでもありません。
対立というか、意見の食い違いはそのまんま残っていました。
だから何が変わったわけでもありません。
それでも、考えを口にする、ということはどうやら大事なようです。

もちろん、相手を服従させようとか、
自分が正しくて相手が間違っているから正させようとか、
そういった目的を持つと、たいてい裏切られます。
先代は先代が守るものがあるわけですから。
行き着く果ては弁護士携えて戦争になります。

けど、あいてが受け入れようが受け入れまいが、自分の考えを主張し、相手のリアクションを見る、というのは結構大事なのかもしれません。
親子が違うところを見ているなら、まずは、お互いが違うところを見ている、ということを知るのは次に進む一歩となりそうです。

 

逆に、自分の考えを伝えなければどうなるのでしょう。
テレパシーを送り続けるのでしょうか?(笑)
それで物事が変わればいいのですが、変わるどころか伝わりもしないでしょうね。

 

で、ここはまだ私も十分その効果を検証できたわけではないのですが、ある仮説を持っています。
自分の考えを主張するということは、困難があるとわかっていても行動している、ということ。
一方自分の考えを内に秘めて、周囲が変わってくれることを期待するというのは、自分の外の世界に対して何の働きかけもしてない、ということ。
自分は何もしないけど、周囲が変わってくれよ、と念じてるようにも見えるわけです。

話し合いが親子関係をよくするとも思いませんし、会社の在り方を変えていくとも思いにくい。
しかし、自分の姿勢として、自分の想いを口にする(外に何かしらの働き掛けをする)ほうが、物事、前に進みやすい、という当たり前の結論がそこにあるんじゃないかと思います。

どうやら、自分が動かないと、何一つ変わらない。
その「行動」の証として自己主張をする、という一つのステップがあるのかもしれません。

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