後継者

後継者の「自信がない」にどう対処するか?

後継者の方のお話を聞くと、よく出てくる言葉があります。
それは、「自信がない」というもの。
じゃあ、自信をつけましょう。
ちょっとした秘訣があります。
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自信がない、ということがどういうことかを少し考えてみましょう。
前に言葉をつけるとすれば、
「うまくいくか、自信がない」
「上手にできるか、自信がない」
「やりきる自信がない」
という感じでしょうか。

よく考えてみると、自信がないことに問題はありません。
逆に、初めてやることを自信満々なんていってるとすると
「おいおい!」
とツッコみたくなります。

経営なんて言うものは、やってみなきゃわからないことだらけ。
実は、いっぱしの経営者気取りをした社長も、手探りのことが多い。
自信がなくて当然なんです。

ところで、自信の材料ってなんだかわかりますか?
・経験?
・過去の成功体験?
・たくさんの練習?
・入念な準備?
どれももっともらしく見えますが、ちょっと違います。
なぜなら、経験も、成功体験もなく、練習や準備しない人でも自信満々の人はいます。
じゃあ、自信の素は何なのかというと、私ならこう答えます。
自分ならできるという”思い込み”です。

よく言われる自信をつける方法として、
・うまく言った体験を思い出そう、
・ありえないぐらい練習しよう、
・失敗するのが不可能なほどの準備をしよう、
というものは、すべて自分の思い込みを作るための手段です。

つまり、自信をつけたいなら、「自分はできる」と思い込めばいい。
まあ、そういわれてもすぐにできるわけではありません。
またこういったことは、あくまで個別の出来事への対策。
万能選手ではありません。

じゃあ、なぜ自信がないかを考えてみましょう。

これは結論からお話しします。
自分はできないという”思い込み”を持ってるからです。
なんだか禅問答みたいになってきましたね。

もう少し丁寧に説明します。
同じことをやろうとして、「できる」と思う人もいれば、「できない」と思う人もいる。
できる、と考える人は、「できた」という記憶を持っている人が多く、
できない、と考える人は、「できなかった」という記憶を持っている人が多い。

その「できた」「できなかった」というのは自己評価です。
周りを混乱の渦に巻き込み、全員から総スカンを食っても当初の目標を達成したとして、
それを「できた」と評価する人もいれば、「(うまく)できなかった」と評価する人もいます。
どういうことかといえば、自分の評価を甘くしているか、辛くしているかの違いです。
自信がない人は、自信がある人が「できた」と評価してきたことを、「(うまく)できなかった」と評価している可能性が高い。

だから、同じ経験をしてきても、できたかずが圧倒的に違う。
自分に対して、厳しい評価をすればするほど、自信がなくなるわけです。

 

では、ここでテストをしてみましょう。
「あなたは、〇〇ですね」
と、最近受けた褒め言葉(お世辞でもなんでもあなたを評価する言葉)を思い出してください。
きっと自信のないあなたは頭の中で即座に否定したのではないでしょうか?
・いえいえ、大したことありません。
・誰でもできることですよ。
・きっとお世辞なんだろうな。
・もしかしたら皮肉を言われてる?
そんな風に受け取りがちじゃないですか?

自信のある人は、こういう言葉を平気で受け取ります。
こっちが皮肉や、ジョークのつもりでいった事でも、まんまとその気になって、続く言葉に詰まった経験さえあるんじゃないでしょうか?

けど、自信のない人の傾向として、
「お世辞で舞い上がる自分」
はたまらなくかっこ悪いのです。
だから、変に誤解しないように、褒め言葉には慎重です。

結果として、周囲があなたに発した称賛は、すべて受け取らず廃棄。
ひどいときには、皮肉を言われた、と感じて「自分は努力が足りないなぁ」なんて自分を責めることさえある。
ちがいますか?

たぶん図星ですよね。
ワタシも経験者だから、よくわかります。

 

で、そこから脱出する方法をこれからお伝えします。
やりかたは、とっても簡単。
名付けて「そうかもの魔法」です(笑)

 

では説明しますよ。
あなたに向けられた、褒め言葉の類。
これを即座にあなたは、否定したり、受け入れなかったり、皮肉と感じることでしょう。
それはそれでいいです。
けど、そのあと、もう一度考えてみてください。
「もしかしたら、そうかも」

あなたは、頭がいいねーといわれたら、
「なんか皮肉言われてる?」と浮かんだ直後、「もしかしたら、そうかも」と頭に浮かべます。
すると、「そうかも」と思える数々の思い出が浮かび始めます。
その連想を受け入れるよう努力してみてください。
たったこれだけです。

数か月続けると、かなり自信の持ち方が変わってきます。
なにいってんだよ!とバカにしてます?(笑)
信じるか信じないかはあなた次第。
どうせ損はないので、ぜひ試してみてください。

 

さて、これで自信がついたとしましょう。
けど、その時に明らかになることがあります。
自分は、自信がないから悩んでいたのではないことに。

この辺りはのお話は、別の機会で。

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