この度、二代目経営者の会の経営勉強会のファシリテーションのオファーをいただきました。
今回はその第二回目の様子をお伝えしたいと思います。
私の著書です。
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
少し間が空いてしまいましたが、ある二世会の勉強会をファシリテーションさせて頂いています。
前回の様子はコチラです。
この時には、皆さんの心配事、気にかかること、悩みなどを中心にヒアリングしました。
結果として、戦略の問題を考えていく場としていこう、というぼんやりした方向感が見え始めています。
そこで、まずはどんな未来を想定するかです。
ここで少しの時間、「帝王学」についてお話しさせていただきました。
国や会社を永続的に反映させるには、
・世の時
・地の利
・人の和
が必要とのこと。
このうち、過去のリーダーたちが非常に重視したものの一つに、世の時があります。
これは言ってみれば、タイミングと言い換える事ができるかもしれません。
時代の流れを読み、その中で自分のやりたいことをどう実現していくか。
こんなことを考える時間としました。
そもそも、経営者や後継者は、考える時間が圧倒的に不足しています。
この時間をほぼ強制的にとるために、この場があると言っても過言ではないかもしれません。
そこで、こんなシートを用意しました。
ちょっと変わったノートの書き方ですが、これはマインド・マップといいます。
随分普及しているように思っていましたが、どこで聞いてみてもだいたいご存じなのは2割程度です。
まずはこの書き方を簡単にお話ししました。
端折って説明すると、中心から外側に向けて枝を伸ばしながら連想するキーワードを書き足していく。
それは、脳の思考の広がり方と近い形だから、脳の中身をダウンロードしやすい、と言われています。
このノートで、まず、
・少子高齢化
・テクノロジー(の進化)
・災害の増加
という大きな見出しを三つ作っています。
メンバーは全員保険の代理店なので、保険会社が注目するキーワード(今後の世の中の変化)を見出しとしてます。
そして、それぞれのトピックに対し、保険会社が受ける影響、代理店(自分たち)が受ける影響、顧客が受ける影響を分類して書いていきます。
勉強会の中では、10分ほどしか時間を取りませんでしたが、これを一時間ぐらいじっくりやると、
自分なりの未来予測が立ちます。
さて、それが正しいか?というと、ハッキリ言ってかなり怪しい内容の事が多い。
というのは、検討する要素があまりに少なすぎるのです。
とはいえ、こういった事を常にやり、実際に予想がどう外れたかを検証することで、徐々にセンスは磨かれてきます。
未来予測にも、コツがあるのだと思います。
それを体得するには、やはり繰り返しトレーニングをすることが必要となってきます。
今回は、全員で自分たちの考えた未来予測を共有しあいました。
当然それぞれで視点のずれは出てきます。
しかし、そのずれは、他人との比較でしかわかりえませんので、そういった意識で人の話をきく必要があります。
何となく感じたのは、若い人ほど状況を的確につかんでいるような気はしました。
じゃあ、これを戦略としてどう落とし込むか。
これが次のテーマとなるのではないかと思いますが、先方リーダーとのミーティングでそこを決めて行くことになると思います。
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