後継者

自分の成長が感じられず焦りを感じる2代目経営者の方へ

後継者として会社を背負っていかければならいのに、
早く立派な経営者にならなくてはならないのに、
やっている事は昨年と変わらず、同じところをぐるぐる回っているように感じられる。
焦る気持ちとは裏腹に、何一つ実現できない自分に腹をてている後継者の方は多いのではないでしょうか。

そんな状況があるとすれば、ほんの少し続きを読んでみてください。

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もしあなたが、「本当の自分をここでさらけ出してください」、
と言われたらどう自分を表現するでしょうか。
例えば、
自分は頭が良くて、気がきく人間だ
とか
自分はスポーツ万能でイケメンだ
とか言うでしょうか。

恐らくそうは言わないでしょう。

 

逆に、
あまり勉強は好きではなかった
とか
良い人を装っているけど実は意地悪なところがある
なんて言うネガティブな部分をカミングアウトするのではないでしょうか。
人は、自分のネガティブな側面に目が行きやすいようにできているようです。この一年を振り返って・・・なんて言う話になると、大抵は反省会になり、できたことより出来なかったことを気にしがちです。

ところで、以下のグラフを見てみてください。
これは、このブログのアクセス数をグラフ化したものです。
縦軸はアクセス数なのですが、あえて数字を隠しています。

このブログは、一年前も今も、全体のざっくりした形はこんな感じであまり変わりがありません。
仮に一番低い日が、10件しかアクセスがなかったとしましょう。オレンジの部分になります。最も高い二日前(オレンジのグラフより二つ左側)と比べると半分以下です。わかりやすく、二日前のピークの日は20件のアクセス数があったと考えましょう。
オレンジのグラフを見たとき、私は二日前のアクセス数と比べて、がっかりするわけです。

ああ、このオレンジの日は、アクセスが低いな、と。
何とかしなきゃいけないな、と焦ってしまうのです。

IMG_2027

で、1年経った今、おんなじ形のグラフが目の前にあるわけです。
やはりオレンジの部分を見てがっかりするわけですね。

ピークの日と比べると半分しかアクセスがないじゃないか、と。
記事の内容が悪いのだろうか?
タイトルがいまいちだったのだろうか?
色んな問題点が頭の中をグルグルと回ります。

しかし、今年のオレンジの部分は、仮に100のアクセスがあるとしましょう。
昨年のオレンジのグラフと比較すると、昨年は、10件しかなかったアクセスが、今年は100件です。
絶対値は1年前の10倍になってるにもかかわらず、ガッカリしてるわけです。オレンジの日の二つ左隣のアクセスがその倍の200件とすると、その値と比べて何とかしなきゃ、と焦っているのです。
この時点で、私は昨年が10件や20件しかアクセスがなかったことなど忘れ去っています。

もうお分かりですね?
もはや基準は昨年の10倍になっているんです。
昨年のピークと比べてみても、今の最もアクセスの低い日の方が圧倒的に多くのアクセス数を稼いでいます。結論としては、このブログはそれなりに成長している、と言えるわけです。
それでも、今年は。100アクセスでは不満なんです。
昨年は20アクセスで喜んでいたのに。

これを見てわかるように、人は成長とともに、自分を見る基準がだんだんと上がってきます。
「三歩進んで二歩下がる♪」なんていう歌ではありませんが、成長は常に右肩上がりで直線的なカーブを描くわけではありません。
良い日もあれば、そうでない日もある。
そんな事を繰り返しながら、少しずつ前進しているわけで、1年くらいのスパンで見ていると必ず何かしら成長をしているわけです。
しかし、昨日できたことが今日できないと、それだけで焦ってしまいます。
人は自分の出来ない事に目を向けがちな生き物だからです。

あなたは、後継者として思ったように成長できていないと感じているかもしれません。それは、実は昨年から何ができるようになったか?と言う問いを立てることなく、できていないことばかりを数えてそう感じているのではないでしょうか。

確かに、至らない自分を自覚する事は、成長には必要なことです。
それを無くしてしまえば今後の成長を見込めないかもしれません。
しかし、毎日普通に仕事をしていれば、自分でも気づかない成長はしているものです。
足りないものを見る習慣がついている私たちは、たまには立ち止まって、出来るようになったことを数え、自らを労ってあげる事も時には必要です。
昨年できなかった事、知らなかった事を、事もなげに出来ている自分を知ればわずかなりとも焦りの気持ちは和らぐのではないでしょうか。

 

もう一つ参考になるお話をしておきましょう。
人は目的意識を持つと、パフォーマンスが上がる事が分かっています。入社当初から、会社を自分が経営していくという目的意識を持ちながら働いている社員が他にいるでしょうか?
そんな人は恐らくいないでしょう。
その意識を持っている時点で、あなたは立派な未来の経営者です。焦る事なく確実に積み上げて行けばいいのです。

 

 

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