事業承継で後継者が苦しい原因は何なのでしょうか?
親がでしゃばる事?
会社の借金?
従業員の不服従?
まあいろいろありますが、これって、自分の外側の問題。
この問題を必死にかえようともがくけど上手くいかない。
これが後継者の悩みの本質です。
しかし、自分の外側の問題をいくらなくそうとしても、次々と新しい問題が起こってきます。
じゃあ、どうすれば良いのでしょうか?
私の著書です。
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後継者向けワークショップを開催した際、後継者の悩みを書き出してもらいました。
そしてその悩みについて、
・自分でコントロールできるもの
と
・自分でコントロールできないもの
に分けてもらいました。
たとえば、親である先代が勝手に社員に指示だしをするとか言うのはコントロールできない問題。
社員が思ったように動いてくれない、というのもコントロールできない問題。
会社の借金が大変というのも、もはや借りてしまっている以上コントロールできない問題。
となると、悩みのほとんどは「コントロールできない問題」について悶々としている状態じゃないかと思います。
コントロールできない問題を悩んでも、コントロールできないから解消できない。
つまり、どうしようもないことに悩んでいる、ってことなんです。
当時は、コントロールできない問題は切り捨てて、コントロールできることに集中しましょ、というお話をしていました。
ただ、実はコントロールできない問題にも対処方法はあります。
事実をどう捉えるかを変えることなのです。
たとえば、私は2度、社員が一斉に退職する事態を経験しました。
これ、けっこうツライことなんですが、そうすることで社内の空気を一気に入れ替えることが可能となりました。
物事には裏表があります。
その辛い部分が一般的には見えやすいのですが、その裏には何かしらの光があるものです。
その光にスポットを当てるマインドセット(心のクセ)を持つことで、現状はもっと楽観できるようになるのではないかと思います。
そして、そのマインドセットは、起業家にはなくてはならないもの。
後継者が学ぶべき、もっとも重要なものではないかと思うのです。
ぜひ、意識して見てはいかがでしょうか。
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