後継者にとっての最善は、先代にとっての最善ではなく、後継者にとっての最善は、社員にとっての最善ではない。
これ、とっても大事なことです。
私の著書です。
今、色んな業界で、M&Aが行われています。
これを後継者が決断しなければならないシーンも多いと思います。
後継者は、このままやっていても未来はない。
大いなる会社の転換が必要である。
さもなければ、大手の参加でビジネスを行わざるを得ない、と。
一方で、そういった決断というのはとても精神的な苦痛を感じます。
先代はできることならそんなことはしたくない。
だから、あれこれいって、それを阻止しようとします。
社員だって、自分の環境を変えたくないから反対もするでしょう。
多くの場合、長年の伝統とか何とか、そんな事を言うわけです。
けど、現実問題として、伝統で飯は食えない。
後継者はそう考えるわけです。
こういったときの決断は難しいと思います。
後継者としては、それしか道がないと思うかもしれません。
だから、相手の話を受入れようともしない。
そこで対決姿勢が生まれていきます。
さて、こういったとき、どうすれば良いのでしょうか。
1つは、対話をするという事。
誰かの意見を優先的に採用するとかそういうわけでなくていいと思います。
とりあえず思いのたけを話してもらう。
そのうえで、色々と議論してみる。
実はただ、意見を発信し、やり取りするだけで人は満足することが多々あります。
まあ、しょうがないな、って感じですね。
そんな経緯を経て、最終的には諦めて(笑)一定の方向に行くようになったりもします。
ぜひ、一度お試しを。
私の著書です。