後継者

社員が後継者についてこないときのチェックポイント

会社としての目標、ミッション、理念。
これを社員の人たちに徹底しよう。
そんなふうに思っても、どうも社員が動いてくれない。
自分が一生懸命走っても、ふと後ろを振り返ってみても誰もついてきていなかった。
そんな経験はないでしょうか?

こんな時に、何が原因で、どうすればいいのか。
そんな事を考えてみました。


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たまに見かけるのが、こんな状況です。

リーダーはやる気満々。
どんどん前進するぞ、と張り切れば張り切るほど、部下はドン引き。

キャンペーンなどを打って、やるぞ!と張り切っているのはリーダーだけ。
周囲の部下はそれを冷ややかな目で見ている。

部下はしぶしぶ動き出すものの、どうも身が入っていない。
リーダーであるあなたはイライラ。
その感情を受けて、社員もオドオド。

 

後継者のみならず、リーダーという立場に立つ人なら、もしかしたら経験したこともあるかもしれません。

 

これは一体どういうことなのでしょう。

 

私の観察によると、これはそもそもそのリーダーに部下がコミットできていない状態だと思うのです。
早い話が、部下はそのリーダーのために働きたいとは思っていない。
もっといえば、そのリーダーに全幅の信頼を置いているわけではない、という事です。

 

ここにはいろんな要素が絡んでくるとは思います。
しかし、そもそもリーダーに対して、社員がそれなりのシンパシーを感じていなければ、人はついてこないという事です。
時に、ここを勘違いしている後継者がいます。
社員は、会社と金銭でつながっている、という考えなのか、高圧的に物をいう方がたまにいらっしゃいます。
威厳を示すためなのか、どうも偉そうな振る舞いをする人がいます。
もしかしたら、それは先代の素振りを真似しているのかもしれませんし、そうあるべきと思っているからかもしれません。

しかし実際は、社員と高圧的に接すれば、それだけ社員の心は離れていきます。

 

では、どうすればいいのでしょうか。
後継者が達成したい目標やミッション、理念があるとしたら、まずは後継者が人望を得ることが先決です。
そして、人望を得るには、シンプルに表現すれば社員に敬意を払うことが重要です。
まずは、あなたのために働きたい、という状態を創る事から始めなければなりません。
そうすると、仮にあなたの見る未来が社員に理解できない事であっても、
「この人が望む未来なら」
そんな風に協力体制が得られるはずです。

つまり、ただ単に、こんな会社にしたい、と口で訴えても誰もついてきません。
その前に、社内での関係性を創っていかなければならないのです。
まずは社員の目をあなたに向けさせ、次に、あなたの見てる先に向けさせる。

社員から人望を得るシンプルな方法については、詳しくは、以下の記事に書いておりますので、関心があればご参照ください。
後継者が社員からの尊敬を受けるための3つの戦略

人は、心惹かれる人のためにしか働かないもののようです。

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