後継者が親の会社を継ごうと、親の会社に入ったとします。
そこで「理念経営」ということを考えるシーンは多いと思います。
しかし、この理念経営、大事ではあるのですが上手くいかないことが多い。
それはなぜなのでしょうか。
私の著書です。
後継者が親の会社に入ると、経営理念の整備をしようと思うことが多い。
ないなら作るし、あるならそれをブラッシュアップする。
確かに経営理念って大事だと思います。
しかし、経営理念を読み返してみましょう。
それを見て、「じゃあうちはこういう経営するぞ」みたいなイメージが湧いてくるでしょうか?
商品を通じて世の中に貢献します、的な感じで作っちゃうと、
まあ確かにそうなんだけど、いったい何をすればいいの?となってしまう。
じゃあどうすればいいか?ということです。
色んな考え方があると思うのですが、素晴らしいな、と思ったのは優先順位を決めるという話。
たとえば、ディズニーは何よりも、安全を大事にしています。
他の何より先に、安全です。
以下は、東京ディズニーリゾートを運営する、オリエンタルランドのホームページからの抜粋です。
わたしたちは、安全を最優先し、行動します。
テーマパークを訪れるゲストのハピネスを創造するために、安全が第一という考え方のもと行動しています。
東京ディズニーリゾートのキャストのゴール「We Create Happiness ハピネスの創造」を実現するために、ディズニーテーマパーク共通の「The Five Keys~5つの鍵~」という行動規準に基づき、すべてのキャストが判断、行動しています。
何をやればいいかが具体的になると、社員さん的にはとても分かりやすくなります。
でないと、迷ってしまうんですね。
理念を理解できる行動レベルに落とし込む。
一度検討しておきたい部分ではないでしょうか。
私の著書です。