事業承継で親の会社を継ぐ際、一定程度社員が辞めることがあります。
後継者としては、会社に関わってきた人が辞めていくというのは、自分の足りない部分が露呈しているみたいで暗い気分になることもあるかもしれません。
ただ、リーダーが変わることで、一定数の社員が辞めていくのはやむを得ないことです。
むしろ、違いが出始めている証拠。
辞めていくことを後ろ向きに考えるよりも、そこで行われていた仕事の流れを見直すチャンスと考えるのが良いかと思います。
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Contents
社員は仕事をブラックボックス化する
蓄積される「不要な仕事」
私の経験上、社員は仕事をブラックボックス化する傾向があります。
忙しそうに見えるけど、実は身になる仕事はそんなにやっていない、なんていうことはよくあります。
これは悪意があってやっているわけではないのですが、ヒマな時に暇そうにしていることは、なかなか一般的な職場では難しいもの。
そこで、とりあえず仕事をしているふりをする。
あるいは、さほど重要でもない仕事を作り出す。
また、一般社員というのは上司に叱られるのが嫌なもの。
となると、数年に一回あるかないかの上司の問い合わせのために、毎日毎日一定程度の仕事の積み重ねをしてデータを整理していたりします。
こういった、頻度が低いことへの対処のために、毎日時間が削られることで長時間労働に陥ってしまうことはザラです。
変な忖度が、日々の労働時間を伸ばしているケースはけっこうあるものです。
人と仕事が結びついている状態
小規模な事業者の場合、長年、社員が固定という場合がけっこうあります。
すると、同じ部署を何年も、何十年も守り続けていることがあります。
するとすっかりそこの仕事は、その人の属人的な仕事になってしまい、その人なしにはなかなか会社が回らなくなっていることもあります。
実は人は無意識に、「自分でしかできない」という雰囲気を作り出し、代わりがいないことで安心感を作っていたりします。
これはあくまで無意識の行動ではあるのですが、この聖域を冒されると、すごく嫌がったり反発することがあります。
だからなかなか業務の効率化が進まなかったりしがちです。
本当は不要な作業を頑なにやめないとか言うパターンがけっこうあるものです。
機会ととらえるか?苦難と捉えるか?
会社が変わる時、人は去っていく
実はこれは事業承継あるあるなのですが、親の会社を子が引き継げば、一定数人が辞めていくケースは多いと思います。
それは後継者が悪いというわけではなく、会社の変化についていけない、新しい価値観にコミットできない社員が一定数いるというだけです。
もちろん、後継者のやり方がまずくて去っていく人もいるでしょうが、こういったことを気にしすぎてもキリがありません。
会社の価値観が変わる時、その価値観に合わない人が去っていくことは、ある意味会社が生きている証とも言えます。
それを苦難と受け取るか、機会と受け取るかで、その後の会社の成長度合いは随分変わるかもしれません。
属人化した仕事を見直す
そうやって空席ができたとき、その立場で何が必要で、何が必要でないかはしっかり話し合うことをお勧めしています。
小さな作業の積み重ねが会社のボトルネックになることもあるので、冷静に仕事をチェックし、流れの悪い部分は改修する必要もあるのではないかと思います。
コツとしては、一つの作業が最終的にその会社の中でどんな価値につながっているかを結び付けて考えて見たとき、必要な仕事か否かを判断しやすくなると思います。
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