後継者

事業承継で後継者の人間関係が上手くいかないとき、プライドを捨てれば上手くいく?

「言うことを聞かない」人というのは結構いらっしゃいます。
例えば、私は、コミュニティのメンバーに対して電話やZOOMによる相談を受けていたりします。そこで話をした中で、「こうすれば状況は変わるかも?」という結論が出ます。
じゃあ、そのことを試してみよう!という話になるんですが、次にお話しした時にはそんなことはすっかり忘れているというか、「ああ、そんな話しましたよね」ということはけっこう多い。
これは決して、その話し合いを踏みにじったつもりもないし、反発してるつもりもないと思います。
けど、たとえばプライドが邪魔をしてたり、葛藤があってその行動をとれなかったりするだけなんじゃないかと思います。

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人は、自分で勝手に「自分はこういう人間だ」ということを決めつけていたりします。
例えば私の場合、周囲のグループメンバーが大騒ぎしていれば、妙に自分が冷静になってしまい「あんなバカ騒ぎするような人間にはなりたくない」とちょっと突っ張ってしまう癖があります。
そうやってグループから距離を置く癖がいずれ、人とのコミュニケーションを苦手だと思い来い、いろんなチャンスを逃してきたんじゃないかと思います。

しかし、「自分らしさを保とう」ということって、ある意味プライドに関わる部分があって、人は頑なにそのプライドを手放さない。
もちろん自分らしさを大事にすることは大切なことだと思います。しかし、そこで言う自分らしさって本当の自分らしさかどうかというと、実は怪しい部分がけっこうあるんじゃないかと思います。
バカ騒ぎする人間でいたくないという思いは本心というより、自分が成長過程で獲得した価値観じゃないかと思うのです。
私の場合は長男で、2歳下、6歳下の弟がいたため、親から求められたのは無邪気さではなく、安定感です。
その安定感を(けっこう無理して)大事にしてきただけに、今更捨てられない。捨てられない価値観を私は自分らしさと思っていましたが、実はそれを捨ててみると結構楽しいことが分かったりします。

そのためには、一度は自分らしくない行動をやってみる必要があります。
しかし深い思い込みがあるので、そういった行動を行う踏ん切りをつけるには、けっこうな思い切りが必要になります。
そして私たちの脳は、巧妙にそういった行動をさせないようにいろんな言い訳を用意したり、忘れ去ったりしようと仕向けるようなのです。
だから、そういった冒険をすることを辞めてしまい、結果として状況の変化が起こらない、ということがけっこうあります。

そういった行動の変化を起こすには、私の経験上、
①まずはいつもと違う行動の先に、いつもと違う結果が現れる、という期待感が必要だと思います。
②その期待感に沿って、いつもなら絶対やらないであろうふるまいや行動を少しずつ試してみる。
③その結果を受け取る際には過小評価しがちですが、しっかりと「いつもと違う行動の結果どんないいことがあったか」ということに注目してみる。
という3つのステップで実行と効果の検証を行っていきます。

プライドを捨てろとか、自分が変われ、とかいうとなんだかそれが、「譲歩」や「敗北」と捉える方がたまにいらっしゃいます。
私は実はそうは思っていなくて、それはあくまで新しい自分を発見するきっかけでしかないと思っています。
プライドって自分を守る壁なんですね。
自分が変わりたいなら、状況を変えたいなら、そんなもの捨ててしまったほうがだいたいいい結果が出ると思います。
キレイごとではなく、今まで気づくことのなかった自分と出会える可能性がある機会なので、是非うまく活用していただきたいと思います。

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