親子の事業承継で後継者が作るべき「場」の正体

私は著書、『親の会社を継ぐ技術』の中で、場づくりの大切さをお話ししています。
人が自然に変化をしていくには、「場」が大事で、その「場」を作ることこそが後継者・二代目社長の重要な仕事という感じで書いたと記憶しています。では、その「場」というのはどんなものなのでしょうか。
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人は自分のことを知るときに、どんな風に知るでしょうか?たとえば、自分の外見は自分では見ることができないので、鏡に映してみることになります。それと同じように、自分の内面もまた「鏡」に映すかのように自分のことを認識するのではないかと思います。その鏡というのは当然物理的なものではなく、一般的には人と人との関係性によるものだと思います。

たとえば、自分がこうふるまった、ということに対して周囲がどんな反応をしたかで私たちは自分を知ることができます。自分にとって当たり前のことを普通にすると、周囲の人が驚いたとしましょう。そこで「ああ、自分はちょっと変わった人間なのかな」とかいうことを感じ取るわけです。小さいころからそうやって、何かの行動や言葉を人にぶつけて、その跳ね返りで「自分はこういう人間なんだ」ということを認知しているのではないかと思います。

ただ、このことには一つの大きな問題が潜んでいます。それは、自分のことを相手の反応で知るということは、相手の思い込みというフィルターがかかってしまうということになります。たとえば、特定の宗教を信じる人たちの中に四六時中いたとしましょう。自分がその宗教の教義から外れたことを話したりすると、一斉に批判的な視線が自分を貫くでしょう。そしてそんな中で過ごす以上は、どうしてもそういった苦しい立場から抜け出したい、という思いを持つことになります。結果としてその場を去るか、その場の空気に合わせるか、といった選択肢が突き付けられることになるわけです。

特定の宗教というと少し極端かもしれませんが、これを会社などの組織と読み替えると、会社の文化というのがまさにそれで、社内の人間が会社の文化にコミットしている時、そこにその文化になじまない人が紛れ込むと、そこを辞めるか、その色に染まるかのどちらかになる傾向が強いと考えられます。もちろん「染まる」といっても、洗脳ではありませんから、自主的に染まらない選択をすることももちろん可能なのですが、そういった人がうまく会社のカラーの中に溶け込んでいくと、また違った会社の文化ができていくこともあるかもしれません。

なんにせよ、会社のそういった雰囲気、文化、場、というものを、あるていど後継者・二代目社長が自分の好ましいものにしていくことで、従業員さんたちは、その文化が自分のうちにいくらかでも共鳴するものであれば、自然とその文化に慣れ親しんでいくのではないかと思うのです。そういったある程度会社としての文化を作り上げていく、というのが結構大事な仕事で、そうすることであるいは先代も、その文化の中になじんでいき、チームとして会社を共に盛り上げられる状況に持っていける可能性もあるんじゃないかと思います。

じゃあその文化というのはどうやればできるのか、ということなのですが、後継者・二代目社長が率先して「会社のあるべき文化にのっとった行動」をすることが大事になります。良く言う、「トイレ掃除をするといい」というのはそういうことじゃないかと思うのです。リーダーが毎日一生懸命トイレ掃除をしている会社で、従業員がそれを横目に落ちてるごみを放置することはふつう難しい。そういったシンパを一人ずつ増やしていくことで、社内の文化はでき上っていきます。

そんな文化を作るために、何か一つ頑張ってみることをまずは誓ってみるのもいいかもしれませんね。

 

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Paweł EnglenderによるPixabayからの画像

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