後継者が責任から逃げ続けるとむしろ苦しくなる!?

後継者に限った話ではないのですが、とかく人のせいにしたがる人はけっこうな確率でいます。
いっぱしの経営者気取りの人もまた、例外ではありません。
自分が受け止められないことを例えば、出入り業者のせいにしてみたり、社員に責任を擦り付けてみたり。
私が仕事で様々な経営者とお話をしたときに、気をつけなければいけないな、とおもった後継者の言動があります。

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仕事を通じて感じた経営者・後継者の弱さ

「責任逃れ」を繰り返す人々

私の父が創業した家業の仕事は、保険の仕事です。
この仕事は面白いことに、時として、企業の責任のスケープゴートとして使われることがあります。
たとえば、建築業者の話をたとえとして考えてみましょう。
建築の世界には、ざっくりいうと元請けがあり、下請け、孫請け、と上から仕事が流れていきます。
指揮命令系統はそうやって流れるわけですが、同様に、責任関係も上から下に流れていくことがあります。
何か問題がおこると、下請けのせいにし、その問題解決を上の立場の人間は迫り、下請けは孫請けのせいにして孫請けが対処する。
もちろん、しっかりした元請けなら、しっかり責任を受け止めるのですが、元請けの担当者の質が悪いとトラブルも仕事も丸投げ、という場合が少なくないようです。
そして往々にしてこういった担当者の仕事は評価が低いから、担当者はさらに下請けを厳しく統制しようとする。
そんな負のループが起こることが多いのではないでしょうか。

そしてそういったトラブルは、こんどは警備会社のせいにされ、警備会社はもっていく先がないので、保険屋さんに持っていく。
ドミノ倒しのような責任関係の連携があるわけです。

ある意味責任のドミノの最後には私たちのような保険代理店があり、こんどはわたしたちとは別で、紋切り型の判断を行う保険会社が保険を出す、出さないを決めていきます。
保険会社は法的にお金を出す必要はない、と判断すると保険代理店は板挟みになります。
だから、家業である保険代理店を継いだ私は、できるだけ「責任逃れをするお客さん」を排除しようと考えていますし、まさにそういったコントロールを常にやっています。
自分達で処理できないトラブルを、「金を払ってるんだからお前、何とかしろよ」という業者とは付き合わないように気を付けています。
主体的に自分たちの責任としっかり向き合ってくださるお客さんでなければ、トラブルの解決の難易度はどんどん高まるし、私達のモチベーションも持ちません。
だから、高圧的なお客様には、ご辞退願っているのです。

ところで、そういったトラブルが起こると豹変する人はけっこういるものです。
大抵は、温厚に見えて、いざ問題があると自分で責任を持って対処すると言った覚悟を持たず、ただその責任から逃げる事だけを考え、私達に丸投げしようとする。
そういう人に限って、商売上の理由があるから、こうしてほしい、ああいう結論は困る、と何かと注文が多いのです。
だったら、保険が出なくとも自分で賠償金を払って決着つけるわ、という覚悟を持ってくださればいいのですが、残念ながらそういう決断はできない人がけっこういるのです。

トラブルがあった時、その人の人間性が現われる

普通の人は、世の経営者がトラブルに遭ったとき、どんな言動をするかを見たことのある人は多くはないと思います。
どちらかというと、いつも自信に満ち溢れた様子ばかりが目に付いて、小さな責任を自分で果たすほどの覚悟を持っていない様子なんてまったく見えないものです。
しかし実際は、けっこうな割合で、そういう方はいらっしゃるものです。
何か困りごとがあれば、社員や、取引業者や、世間や、政治のせいにしてしまう人。

こういう人たちは何を守っているかというと、傷つきやすい自分を守っているのです。
壊れやすい自分だから、肚を決めて他人に頭を下げることが出来なかったりするのです。
そして権利主張ばかりをして、陰口を言われている。
そんな存在になっているのかもしれません。

こんな風にはならないでおこうというサンプルの数々

仕事から学んだ後継者としての在り方

幸か不幸か、私はお客様の究極の状況での判断や、ふるまいを目の当たりにさせていただきました。
そういったシーンを何度も目にする中で、ああ、自分はあんな風にはなりたくないな、と思うことももちろんありましたし、逆に、あんな自分でありたいな、と思える人もいたくさんいました。
その時に学んだことは、何が起こっても決して他人にその責任を擦り付けないこと。
これだけは後継者として欠かしてはいけないな、と思ったのです。

これは恐らく、良い例も、悪い例も、リアルに見せていただいたことで意識できることなのではないかと思います。
仕事で数々のお客様のピンチに同席させていただき、そのピンチをどう切り抜けるかをみせていただくことができたのはわたしにとって最大のラッキーだったと思います。

この文章を読んでいる後継者の方は、もしかしたらまだそういった究極の選択を迫られるシーンに遭遇していないかもしれません。
だとしたら、一つだけ先輩風を吹かせて言わせていただくと、自分の目の前に起こった問題を他人に転嫁しないでください、と言いたいのです。

自分の問題と考えるか否かで行動が変わる

会社のなかでは日々いろんなことが起こります。
良いこともあれば、嫌なこともあります。
そして嫌なことがおこった時、私達はその嫌なことをやらかした社員に対して激怒したくなることがあります。
なんで、そんなことをおこすのか、と。

そしてその社員が絶対に同じ間違いを犯さぬよう、言い聞かせ、説教するわけです。
じゃあそれで、問題は二度と起きないか?といえばたぶん似たようなことがまたおこります。
これを、なぜ何度も同じ問題が起こるのか、と自分の問題として考え、対処すれば、同じ問題が起きにくくなることはあるのですが、叱り飛ばして終わっていては問題は解決しないのです。

叱り飛ばすのは、下請け、孫請けに責任転嫁した状況。
自分で責任を持つのは、有能な元請け担当者の行動。
同じですよね。

誰かにしりぬぐいをさせるのではなく自分でケツを持つ

少し品のない言い方ですが、誰かにしりぬぐいをさせる後継者・経営者は、たぶん永遠にトラブルにまみれてしまいます。
そうではなく、自分でケツを持つ、という覚悟があると結果はずいぶんと違うのではないでしょうか。

大変に見えて、逃げ回るよりトータルの労力が少なくて済むのが、ケツを持つ、ということではないかと思うのです。
責任から逃げまどおうとしている後継者がいたとしたら、そろそろ肚を据えていきましょう。
きっとと違う世界が見えるはずです。

 

 

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