先日、ちょっと面白いマンガを見つけてしまいました。
これです。
家業、継ぎます! /【マンガ】二代目! 第1話
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このマンガ、リアルな二代目像を再現しきってるとは言いませんが、
かなりかぶる部分もあるんじゃないでしょうか。
とくに、社内で受け入れられていないところなんか。
本が出版されました!
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後継者が会社の中で浮いてしまうことがあります。
そんな時、古参の社員さんはきっとこんなことを言っているのでしょう。
・ボンボン育ちの後継者に何ができるのか
・頭でっかちな二代目はちょっと・・・
・現場を知らない癖に口を出してくる
・何の苦労も知らないくせに
まあ、挙げるときりがありませんね。
これ、何が起こっていると思いますか?
簡単です。
従来からの従業員さんは、「これから起こるかもしれない変化」を不安に感じているのです。
だから、こういった陰口に負けて、後継者が大人しくすると妙に馴染めたりすることもあります。
実際のところ、そういう後継者は全体の中ではかなりの割合にのぼるのではないでしょうか。
衝突を避け、ひっそりとやっていく。(実際に二代目の方は、「ひっそりと安定した状態」を希望される方はけっこう多いです)
まあ、それで満足できるなら、まったく問題はありません。
しかし、たいていの方は、心のどこかに重いものをも感じているんじゃないでしょうか。
自分の人生に、何かが足りない・・・と。
この不足感を満たしていくには、やっぱりある程度「やりたい」ことを「やりたい」ようにやっていく、という事が大事なんだと思います。
もう少し突っ込んで言うと、「幸せ」を言うものを生涯かけて研究した心理学者チクセントミハイの考えでは「チャレンジすること」が大事だといいます。
つまり、ひっそりと安定した状態を求め続けていると、不足感は消えないのです。
しかし一方で、不安におびえる従業員は後継者であるあなたを排除しようとする。
社内でのチャレンジは、ことごとく無効化の方向へ進む傾向が強いわけです。
後継者が、「よし、こんなあたらしいことやるぞ!」と息巻いてみても、社員はついてこない。
あるいは、その場ではついてくるそぶりを見せるけど、目を話すとどこ吹く風ぞ、といった風情。
そんなシーンを見ると、後継者としては孤独感を増してもう辞めたくなってしまいます。
こういう時にどうすればいいかというと、まずは社員さんに「あなたは安全だよ、怖くないよ」というのを実感としてわかってもらう必要があります。
後継者の取るべき態度としては、「ついてこなきゃクビだー」みたいなトーンではなくて、社員さんがやりたくなるようなワクワク感を植え付けること。
動かそうとするより、動きたくなるような仕込みが必要になってきます。
そしてその前提には、やはりある程度の信頼関係が不可欠です。
信頼関係の構築は決して難しいものでもなく、彼らの話をしっかり聞くこと。
相手に関心を持つことから始め、そこで関係ができれば、自分の思いを語り、協力を要請します。
後継者だけではありませんが、世の上司と言われる人の多くはこういった「社員の安全確保と、信頼関係の構築」を行うことなく、雇用契約や賃金に対する義務として社員を従わせようとしがちです。
もうその時点で、アウトですよね。
だからまずは信頼関係から作っていく必要があります。
タイトルの「なぜ従業員は後継者の入社に心を固くするのか?」に対する答えは、シンプルに言えば「不安や恐怖」を感じているからです。
人事権を持たない新入社員をはじこうとはだれも思いませんが、後継者は公ではないにしても親を通じて人事権を持っているかのような錯覚を従業員はもちがちです。
そんな思考から来る固さを取り除くことから始めてはいかがでしょうか。
回り道に見えて、案外近道だと思うのですが。
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