私自身振り返ってみて、まあ、いろんなことを学んできました。
時には有料のセミナーに参加したり、時には、本を買ってみたり。
何百種類という知識を手に入れても、ふと思ったことがあります。
「で、何が変わったの?」
ということです。
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たまたま、SNSでこんな風景を見かけました。
Aさんが、あるセミナーに参加している風景の写真をアップしていて、それを見ていた友人のBさん、すかさずコメントを入れてます。
「私も、〇年前に、そのセミナー、参加しました!」
私はAさんも、Bさんもよく知る人なんですが、ふと違和感を感じました。
「で、何が変わったの?」と。
もちろん、私自身、そんな経験沢山しています。
セミナーを受けて、
・いい話聞いたなぁ
・目からうろこだったなぁ
とは思うのですが、すかさず頭にはこんな否定がはいります。
「けど、僕には難しいかも」
「私には合わないかも」
「今の会社では使えないかも」
それでしばらくのうちは、調整したり、工夫したり、応用したりして、何かに使えないかな?と思ってはいます。
けど、1週間もすると、そんなことも忘れて日常に戻っていきます。
これを「怠けてる」とか、「やる気がない」とか言って否定する熱血漢は多い。
けど私はそうは思いません。
ただ、心の奥底で、変化を受け入れられない自分がいるだけなのです。
これは別に、後継者だから、というわけでもありません。
例えば、会社の組織化を進めるための勉強をしたとします。
そこに関心のある方の8割くらいは、「そうしなきゃいけないと思っているけど、そうしたくない」人です。
組織化をすると、リーダーの役割が軽くなるから寂しいのです。(創業社長にありがち)
だけど、組織化をすすめなくてはいけないような気がして、そしてそれができないのは自分のせいではなくて、社員だったりやり方のせいだと思い込んでそんなセミナーに参加します。
けどやっぱり、セミナーが終わって帰ってきても、何もやらないんです。
なぜなら、本心が拒否してるからです。
となると、単にやり方の問題ではない。
どちらかと言えば、セミナーや勉強の機会は、やり方を学びに行くというより考え方を変えるきっかけを得るために行く、という位置づけで考えるのが意外と正しいのではないかと思っています。
学ぶことより大事なのは、実行することです。
しかし、実行するには相応の心のハードルがあります。
そのハードルを越えるためには、心の中の思い込みを書き換える必要があります。
その一助として人はセミナーなどに参加します。
自分の思い込みを変えるためにできる、簡単な方法は二つあります。
一つは、たくさんの考え方、たくさんの角度からの視点に触れることです。
10のセミナーに出ても自分が変わらなければ、100、200と、数を重ねることできっかけをつかむ可能性が増えます。
この時に、どちらかと言えば、自分好みではない話も含めて、インプットするつもりで行動する方がよいと思います。
もう一つは、それを当たり前のようにやっている人たちとの親交を深めることです。
そういったコミュニティの一員になる事で、あなたにとっても、「そうすることは当たり前」という感覚になります。
今までとても高く感じていた階段が、いとも簡単に登れるかのように見えるようになります。
これはおもしろいもので、気づいたら出来るようになっていた、ということがしばしばあります。
ということで、下手でも、「なんちゃって」でも、試してみるということはとても大事です。
そして意外なのですが、「学ぶだけで何も実践していなかった」ということは、人に言われるまで気づかないことも多いのではないかと思います。
人は、人をだますために自分を欺きますので、「やってない自分」を自分の意識から隠そうとするのです。
そんなことを踏まえて、自分のことを振り返ってみる機会を持つことをお勧めします。
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