跡継ぎに「やる気」はいらない

もっとやる気を出さなくちゃ。
モチベーション上げないと。

やる気を出さないからできないんだ。

そんな思いにとらわれる跡継ぎさん、結構いらっしゃいます。
しかし、跡継ぎにやる気は関係ありません。

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世の中、根性論が大好きです。
だから、「やる気を出せ!」「モチベーションを上げろ!」とよく言われます。
無防備にもそれを信じて、まずやる気を出して、ことに取り掛かる、という順序で考える人がけっこういます。

かく言う私もそうでした。
なぜ物事がうまくいかないんだろう?と思ったとき、「やる気」を出す方法をいろいろ勉強しました。
それ、どんどん追求していくと「自分の人生の使命は何だろうか?」というところまで行ってしまいます。
自分の人生における使命がわからないうちは、動けなくなる。
そんな間にどんどん追い詰められてしまいます。

 

やる気を出してから事に当たる、というのは順序が逆です。

ある方がこんなお話をしていました。

数百万円の料金、海外での1週間近い旅、と相当な負担をしてあるセミナーに参加しました。
その非日常的な空間で、自分はあたかも生まれ変わったかのような感覚に浸ったと言います。
しかし、帰国して数日後。
結局元の自分に戻っていた・・・といいます。

やる気やモチベーションというのはそれほど移ろいやすいのです。
これをビジネスに活かすというのは、なんとも微妙な話です。
これ、ヤル気神話の弊害ですね。

 

じゃあ、ヤル気、モチベーションがまったく無駄かと言えば、そんなことはありません。
瞬間の爆発力を高めるのにはだいじです。
たとえば、スポーツでもピンチになった時、掛け声をかけたり円陣を組んで気合を入れます。
そうすればチームがよみがえることもあるのですが、持続時間は決して長くありません。

例えばやる気満々でことを始めても、誰かが冷や水を浴びせると一気にクールダウンしてしまいます。
最近はそれが科学的にわかってきているから、むしろやる気に左右されない「習慣化」がちょっとしたブームになっています。

 

さて、跡継ぎとしての役割を果たす、というミッションはなかなかの長期プロジェクトです。
これを、うつろいやすいやる気やモチベーションで乗り切るのはまず不可能でしょう。
ならばどうするかというと、出来ることをやり始める、ということです。
そして淡々とやり続けるのです。

振り返ってみると、目の前の問題への対処や、取り急ぎの緊急案件はしっかりやってるかもしれません。
しかし、後継者として自分がやりたいことを、どのくらい実行に移しているでしょうか。
じつは、意外と自分の理想に向かった行動、とっていないことが多いのではないでしょうか。
枝葉のことばかりやって、本質的な部分は「後で」ととっておいてませんか?
モチベーションが上がってから、こっちをやろうと思っていませんか?

もしそうだとしたら、その本丸の部分、モチベーションが上がろうが上がるまいが、手をつけていく方法を考えてみましょう。
そうすると、現実は多少なりとも変わります。
良くなることもあれば、悪くなることもありますが、いずれにせよ変化は学びです。
少なくとも、小さく一歩は進んだことになります。

エネルギーが充填されるまで待つのではなく、その小さな一歩、踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

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画像提供元 Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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