後継者の心に巣くうモヤモヤを解放するパスワード

親の会社を継ごう、という後継者にとって、地雷となる言葉があります。
「親の敷いたレールを歩むのか」
この言葉を聞くと、ムカッとくる後継者は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
いやいや、俺はそんなつもりはない!なんて反発したくなる。
だけど、実際に仕事を始めてみると、ふと気が付けば「道を外さないようにしている」自分がいる。

そんな自分に気付いたときのくやしさったら・・・

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言葉でいうことと、行動することが逆になる事はけっこうあります。
決められたことを決められたようにやるのは嫌い。
表向きはそう思っているはずなのに、決められたルールをはみ出さないように行動している人、けっこういると思います。
別にそれを批判するつもりはありません。
私だって、そういう傾向がありますし。

厄介なのは、自分では気づきにくいんですね、こういうところ。
けど、気づいちゃったら、これはこれでしんどいんです。

 

すげーことやるぞー!

実際はあんまり動けてないじゃん(ふと気づく)

動くの大変だから、余計なこと言うのやめなきゃ

堅実にやるべし

ルール通りに動く(これ、楽じゃん!)

けどモヤモヤする

やっぱり、すげーことやってやるー!

 

 

 

 

 

・・・とループしていく感じでしょうか。

 

本音のところで、道を外さない、レールに乗った人生や経営を歓迎しているなら、
たぶんそこに乗っていることでモヤモヤしたりはしないはずです。
歓迎できないから、言葉に表現できないモヤモヤが気になるのでしょう。

 

このモヤモヤってやつが厄介で、放っておくとドロドロにたまっちゃうみたいです。
心の奥底で、発酵して、ブクブクと泡立って、異臭を放って・・・(以下自粛)
その場は、「自分さえ我慢すれば」なんて蓋をするんですが、蓋の中ではいい感じに発酵します。
で、またふとした時に、そのかぐわしい香りを意識することになりがちなんです。

ところで、少し前にGRIT(やり抜く力)という言葉が流行りました。
元ネタになった本、『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース)によると、
成功を決める要因は、才能とか、IQとか教育とか、そういったものじゃない、と言います。
しつこくやり抜く力だ、と言ってます。

 

で、このモヤモヤ。
消しても消しても現れてくるあのモヤモヤです。
これが実は、その「やり抜く力」と関係してるんじゃないか、と私は思っています。
なにしろ、自分で蓋をしようとしても、消えないんですよ、このモヤモヤは。
なんともしつこい奴なんです。

となると、そのモヤモヤの正体、つかんでおいたほうがよさそうです。
残念ながら、そのモヤモヤの正体を特定する方法は、現時点では私の知見にありません。
ただ、それを解放するパスワードなら知ってます。

それは、「覚悟」なんですね。
あんまり大げさな表現は使いたくないのですが、なかなか適当な言葉が見つかりません。

もう少し具体的に言うと、なにかいつもと違う行動をしたときに現れるリスクを受け入れる覚悟、と言えるんじゃないかと思います。
これを無意識にさえぎってきていて、考えず、反射的に拒否してるから、やりたいという思い付きを沈めようとしてしまうんですね。
じゃあできることは、リスクは何かを明確にしてみます。
そのリスクが、「受け入れられるもの」なら、受け入れればいいです。
「受け入れがたいもの」なら、その考えを捨ててください。
これが、売り上げ1億円の企業で30億円の設備投資をするというたぐいのリスクだったら話は別ですけど、たいていは心理的なリスクだと思います。
心理的なリスクなら、それをリスクと考えるのはやめてください、ということです。
別の方法としては、リスクはリスクとしてとらえるとして、リスクをかぶってください。
これが、ここでいう覚悟、です。

 

冒頭の話に戻ると、親の敷いたレールを歩きたくない。
だけど、気が付いたらレールに沿って歩こうとしてる。
これはまさに、レールから外れるリスクをかぶる覚悟ができていないからです。

 

少し前になりますが、私、「ビジネス書の著者に会いに行く」ということを自分に課した1年がありました。
著者のセミナーに参加し、セミナー終了後、ツーショット写真とサインをもらうのが自分に課したミッションです。

私はどちらかと言えば、そんなミーハーっぽい人を見たら、「アホちゃうか」と横目で見てバカにしてきたタイプです。
それを自らが、アホになる事をやった時期があったんです。
まあ、初めはとにかく恥ずかしい。
ある人気著者には、取り巻きみたいな人もいました。
その人たちが、「サインだって!へー」とか言って、バカにされたような気がしてなんとも居心地の悪いこと。

けど、それで失ったものは何もありません。
むしろ、著者の方には印象が残った・・・かもしれません。(知らんけど・・・)
そういえば、取り巻き氏も、「じゃあ、俺も」といって、手持ちの物にサインしてもらってました(笑)

まあ、小さなチャレンジではありますが、そんなことを積み重ねればいつか振り返ればそこそこの蓄積になることでしょう。
根性論の大嫌いな私ですが、ここを乗り越えるのは一時的に根性とか気合いが大事かもしれません。(ここでも気持ちということが矛盾してますね(;^_^A)

 

ということで、腹をくくって、リスクをとる。
程度の低いところからでいいと思うので、やってみてはいかがでしょうか?
そしてモヤモヤの正体を発見できると、強いんじゃないかと思います。

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