後継者にとって「正誤」を測るより大事なこと

果たして自分は、親の会社を引き継いで会社を継続できるのだろうか?
恐怖にも似た感覚が後継者を襲うことはあると思います。
親の後姿を見て、あんなふうにはできないとか、
あんなことはできないとか、
そんな「できない」が積み重なると人は動けなくなってしまう。

しかし、安心してください。
経営に、正しいも、誤りもありません。

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面白くも滑稽な話があります。
あの街中で見かける、水の入ったペットボトル。
はじめ、何だろう?と思ったものです。
一時期多くの家庭で、猫除けに効果があると信じられてきました。

しかしどうやらあれば、1986年アメリカでの野良犬対策というのが話の発端だったようです。
それが全世界に広まり、日本ではなぜか「犬対策」が「猫対策」となって大ブームを引き起こします。
住宅街を歩けば、そこここに、水入りペットボトル。
なかなか不思議な光景でした。

これに効果があればいいのですが、実験の結果猫除けの効果はないとのこと。
我が家は飼い猫が複数いますが、どのネコも水入りペットボトルを怖がる雰囲気は一切ありません。
デマというか、都市伝説というか・・・。
そんな誤った情報で、日本中が踊らされていたようです。

 

また、いろんな本を読んでいると、真っ向対立する話がよく出てきます。
たとえば、人が結果を出すためには、とにかく即断しろ、という主張がどちらかと言えばメジャーです。
しかし一方で、ひらめきから行動までにワンクッション置いたほうが、結果としてのパフォーマンスは高いという研究もあります。

本題の経営においても、組織に対して、管理・ルールを明確にし、組織図をしっかりと作れ、という風潮が未だあります。
しかし一方で、ホラクラシー経営と言われる、フラットで自由な組織こそがパフォーマンスが高いと注目されています。
また経営戦略においても同様です。
「本の通販なんてうまくいくはずがない」という常識をAmazonは打ち破り、「靴の通販なんてありえない」という常識をザッポスは覆しました。
要は、何でもありなのです。

ただ、こういった状況をぼんやりと観察していると、見えてくる共通点があります。
それは、信念があるかどうかです。
「こうすればよくなるはずだ」「こうしたい」という思いがあり、やり続けることができると、上手くいけばそれなりに結果は出るようです。
正しいか、誤りか、という判断はバカバカしい話なのかもしれません。

 

後継者として会社を引き継ごう、という段階でいろんな不安はあります。
自分にできるかな?
自分は経営に対して無知だから・・・
そもそも代が変わってお客さんはついてきてくれるだろうか?
そんな思いが去来すると思います。

何かをやるとき、決めるとき、自信がないからどこかからモノサシを持ってくるわけです。
そのモノサシで判断して、正しいか、間違いかを検討する。
そもそも、この行為が、ますます自信を無くさせる原因かもしれません。

そのモノサシというのは、たいていはまずは先代がやってきたことだったりします。
先代と比べてどうか?というモノサシ。
次に引っ張り出してくるのは、世間の風潮というモノサシ。
経営とはかくあるべき、なんていう偉い人の言った言葉や、先輩経営者、その他さまざまな外野の人たち。
あとは、本に紹介された内容だったり、セミナーで講師が話したことだったり。
なんにしても、どこかにあるモノサシで一生懸命自分が正しいか、間違っているかを検証したくなる。

 

しかし考えても見てください。
何の根拠もない、「水入りペットボトル神話」が日本中の人に信じられていました。
(実はこの”都市伝説”は世界中に広まったようです)
大事なのは、「根拠も効果もない」ことを誰もが効果を期待してやっていたのです。
世の中に流布する経営理論の多くはそんなものです。

経営の切り札と言われたある理論は、本になりベストセラーとなりました。
しかし、その理論を実践している事例として紹介された企業の多くは、今はない、という検証結果もあるようです。

つまり、経営の世界に正解を求めようとしないでください。
世間的に正しい事よりも、あなたが信じるものは何かが大事です。
先代がやっていることも、効果がないのにやり続けていることもたくさんあります。
逆に、やるべきなのにやっていないこともたくさんあります。

モノサシを探すより、自分は何を目指すかをしっかりと見つめてみてください。
それを見つけ、動き始めれば、やり方は後からついてくるものです。

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