後継者が孤独を感じたときに疑ってみるべきこととは?

気が付けば、孤軍奮闘していた。
後継者はそんな状態に陥ってはいないでしょうか?
理解者はいない、と信じ切ってしまって誰を頼ることもなくひとりで頑張ってしまう。

しかし、そういう状況は自分で作ってしまっているのかもしれません。
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親子で経営する会社の跡継ぎというのは孤独に陥りやすいものです。
親との関係、
自分自身の内面での葛藤、
これらを理解してくれる人はなかなかいないものです。

理解されないから、自分一人でやらなければならない。
どうしてもそんな風に考えがちです。
一人で抱え込み、
一人で勉強し、
一人で考える。

私自身がそうでした。
誰に話したところで自分の境遇は理解されないし、
話したところで、格好悪いじゃないですか。
だから口を閉ざして、一人、自分の世界に閉じこもってしまいます。

 

たとえば、会社をこれからどうしていこうか?
そんなことも、自分で考えないといけないと思ってしまいます。
その結果わたしは、毎日1冊ペースで本を読み、
気になる個所をノートにピックアップし、
会社に活かせることはないか?と考えていました。

そうだ!こうしよう!と思っても、それがスムーズにいくことは少ない。
様々な人が好き勝手言うし、なんで自分だけがこんなに荷物を背負い込まなければ!?
なんていう風に悲劇の主人公となってしまっていました。

 

そんなおり、「会社のことは社員全員で話し合うのがいい」なんて言う助言がありました。
私にとっては、なにをいってるんだ!?という話です。
自分はこれだけ勉強してるし、これだけ会社のことを考えている。
それを何も知らない社員の意見など聞いたところで、まったく参考にもなるはずがない、と感じていました。
こうやって文章にするとよくわかるんですが、
自分で自分を孤独に追いやっていたんですね(汗)

そして、自分が不自由を感じてきたワンマン経営をトレースしようとしてたわけです。
きっと、父もこんな心境だったんだろうなぁ、と感じました。
自分でなければ出来ない、という感覚です。

 

そこで思い切って、回り道や無駄を覚悟して、社員たちに聞いてみました。
私が譲れない部分だけは事前にお話しし、そのうえで会社がお客様に提供する価値をもう一度考え直したい、と。
すると、徐々に意見が出始めました。
意見は正直、あっちに行ったり、こっちに行ったり。
会議は何度か迷走しましたが、それはもともと覚悟の上です。
紆余曲折の結果、私が考えも及ばなかった方向に落ち着きつつあります。

 

自分で何とかしなければならない、というのは責任感の表れ、と取れる一方でうぬぼれとも言えそうです。
私は、社内で一番優れていて、社員はそうではない、と決めつけていたんでしょう。
だから彼らの意見を聞いても意味がない、とずっと話を聞くことを避けてきました。

「後継者は経営者となる人間。誰よりも会社や経営に詳しくなくてはならない。だから、社員に経営問題について聞いてはいけない」という思い込みを持っている場合もあるようです。
そんな事を聞いたら、「こいつ大丈夫か?」と思われかねない、と。
さすがにあまりにちゃらんぽらんな後継者ならいざ知らず、相応の努力をしている大人が頭を下げて意見を求めたとき、それをバカにする人はそう相違ないと思います。
むしろ、頭を下げてでも知りたい、とおもう姿勢を評価する人のほうが多いのではないでしょうか。

実際は、彼らが答えを持っているわけでもないし、私が答えを持っているわけでもないけど、不思議なことに意見と意見を「場」に出すことでそれが融合し始めるタイミングがあったりします。
あとは、小さくやってみて、検証してみる。
その繰り返しなのでしょうね。
そしてその過程で、チームとしての一体感が醸成されてくることはよくある話です。

後継者が社員を力や知識で押さえつけようとすると孤独に陥ります。
後継者が社員を共に歩む仲間ととらえるとチームができます。
きっとこういうことなのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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