「考える」というのは何にもまして苦しいもの

割と少人数で行うワークショップでは、必ず参加者に
「考えて、発言」していただく機会を設けています。

たとえば、〇〇について2分話してください、とお願いする。
はじめの1分はすらすら話せるのですが、残りの1分がけっこう大変。
つまりながら、考え込みながら、何とか言葉を紡ぎだす。

終わった後、「大変だったでしょ?」というと、たいていのひとは
「そうですね・・・」としんみり頷く。
これはある行動パターンを示す証拠と言えるのかもしれません。

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今、私はある習慣を自分に課しています。
毎朝当日の計画を立て、夕方に振り返る。
たったそれだけのことですが、割と大変です。

この当日の計画というのは、アポイントの確認とか、今日締め切りの仕事の確認とかいうニュアンスのこととはちょっと違います。
目標達成に近づくため、「ルーチンワークとは違う」なにかを一つ、小さなことでいいから追加する、ということです。
ごくごく些細なこと(たとえば、〇〇の資料をチェックするとか、机を整理するとか)なのですが、日頃、無意識にやっていること以外のことを考えます。

計画自体は些細なものですし、実行できてもできなくてもいい、という自分ルールにしています。
だけど、この計画をする、という動作が非常にきついのです。

 

冒頭、ワークショップでは「考えて、発言していただく」機会を設けているといいました。
たった2分ですが、考えて話すというのはけっこう大変なもの。
じつはこの「考える」という行為の大変さゆえ、多くの方は「考える」ことを遠ざけていないでしょうか。

たとえば、
・先代のいうことをやる
・業界で「こうあるべき」と言われたことをやる
・多くの人が正しいと考えていることをやる
・指導者が言っていることをやる
といった事は、良くある話です。

こういったことに抗うのは、それなりにリスクも感じます。
だから、誰かが言った「正しいこと」に従う。
もっともらしく聞こえる話ですが、裏返せば「自分で考える」ということを敬遠しているとも言えそうです。

 

単純に効率を考えると、誰かが試して実証済みのことをマネするのは悪くなさそうです。
これを否定するつもりは一切ありませんし、それで問題が解決するならそれでOKだと思います。
しかし、それでも悩みが晴れないとしたら、何か違う行動が必要なのかもしれません。

後継者という立場は辛い。
辛いからこそ、そこから脱出しようともがきます。
しかし、残念ながらそこに前例はあまりありません。
だから習うべき手本がほとんどないのです。

たしかに、二代目、三代目社長のサクセスストーリーはたまにメディアに上がります。
しかしその多くは、精神論的なもので、あまり参考にならない事が多いのではないでしょうか?
とすると、自分なりの方法を編み出す必要があります。
そのためには、考えることは、割と重要だと思います。

いつもの仕事をいつものようにやるのとは、ちょっと次元を変えた視点で見てみる。
これ、結構大事なんじゃないかと思います。
考えるだけではもちろん何も変わりません。
けど、考える中で、自分でもできる打開策はいずれ見つかるはずです。

 

多くの場合、悩んでいると言いながら、今までと同じことを無意識にやってます。
それは違う方法が見えていないからで、違う方法が見えるためには考えることが必要。
そして、その自分のアタマで考えてみる、というのがなかなか大変なので、物理的な忙しさでごまかしてしまう。
そしてやっぱり同じことをやって、同じ反応があって・・・と繰り返してしまうから同じ場所から抜け出せない。

だから一度、自分の頭で考えてみる、という癖をつけるのは、実は目の前の問題を解決する一歩だと思います。
そんな時間を無理やりにでも作ってみてはいかがでしょうか。

そんな機会として、私のセミナーをご活用いただくのも一考だと思います。

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